1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04404012
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
中須賀 常雄 琉球大学, 農学部, 助教授 (40045133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 一絋 琉球大学, 農学部, 助教授 (50045126)
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Keywords | マングローブ / 微気象 / 一次生産力 / 光合成 |
Research Abstract |
前年度と同様に面表島後良川マングローブ林に設置した気象観測搭でデータを収集した。データを集積するデータ・ローガー内での結露や塩風による器機故障で欠測した期間もあったが、各測定項目についてデータを集めることができた。現在、データを分析中であるが、例ば、風向、風速についてみると、前面のマヤプシギ林と後背地のオヒルギ林では風向が変化していること、風速は後者が弱くなっていること、また、最大風速は、林内風速は林外の約6分の1に弱くなるなど、防風機能及び微気象に関して特性が表れている。また、夏、冬季に実施したCO_2濃度、熱放射などから、気象の日変化について分析したところ、湖汐の役目など興味ある変化がみられた。 次に個葉の光合成速度を測定し、上記のデータなどを使つて林分の一次生産を推定したところ、オヒルギ林では、15mume/m^2/Sという高い値を示し、マヤプレギ林では光強度の変化とともに変化したが最大値はオヒルギより大であったが、平均すると10mumol/m^2/S位であつた。 以上、データの一部について大まかな傾向を示したが、収集したデータについて分析し、報告書を作成することにしている。
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