1994 Fiscal Year Annual Research Report
X線結晶解析法と蛋白質工学の併用によるインターフェロンの制癌活性の立体構造的基礎
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04404088
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| Research Institution | Nagaoka University of Thchnology |
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Principal Investigator |
三井 幸雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (40012637)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 源 東レ(株), 医療システム研究所, 主席研究員
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| Keywords | 2次元X線回折計 / 蛋白結晶学 / サイトカイン / インターフェロン / X線結晶解析 / 蛋白質工学 / 構造-活性相関 |
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| Research Abstract |
以下の各項目は平成6年度の交付申請書に記した各項目と対応するものである。
1)X線回折計の整備
本年度に購入した結晶冷却装置については、既に予備的なテストを終えている。しかし、イメージングプレートX線回折計が密閉した恒温室内に設置されているため、大量に発生する窒素ガスによってオペレータが窒息する恐れがある。このため、酸素濃度検出器とこれにつながる警報装置の取り付け作業を行いつつある。
2、3)τ型インターフェロンの構造予測と構造・活性相関
Missouri大学のR.M.Roberts教授らとの共同研究により、コンピュータ・シミュレーションにより、構造予測を行った。α/β型のインターフェロンの構造との違いとして、a)C-末端の9アミノ酸残基からなるテイルの存在、b)ABループ中のLeu22からArg33の領域の異なるコンフォーメイション、c)ABループ中のPhe36からGln40の領域のより柔軟な構造、の3点が注目された。この成果は、J.Interferon & Cytokine Research誌に投稿準備中である。
4)α/β型のインターフェロンの第2の活性部位について
Uzeらによって提唱された、第2の活性部位(AヘリックスとCヘリックス)について、構造精密化を完了した構造モデル上で考察を行い、これらの領域にあるアミノ酸残基が分子進化的にはあまりよく保存されておらず、従って、サブタイプ間で微妙に異なる生物活性の原因であろうと推論した。この見解については、J.Mol.Biol.誌に投稿中である。
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[Publications] Irie,M.,Ohgi,K.,Watanabe,H.,Iwama,M.,Nakamura,K.T.,Kurihara,H.,Nonaka,T.,Mitsui,Y.,Horiuchi,H.& Takagi,M.: "pH Profile of kinetic constants of RNase Rh and possible mechanism of the enzyme." J.Biochem.(Tokyo). 115. 1083-1087 (1994)
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[Publications] 千田俊哉、三井幸雄、野中孝昌: "迅速な蛋白質立体構造決定システム" 学術月報. 48. 203-203 (1994)
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[Publications] Sugiyama,K.,Senda,T.,Narita,H.,Yamamoto,T.,Kimbara,K.,Fukuda,M.,Yano,K.& Mitsui,Y: "Three-dimensional structure of 2,3-dihydroxyphenyl dioxygenase from Pseudomonas" Proc.Japan Acad.71B. 32-35 (1995)
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[Publications] Senda,T.,Saitoh,S.& Mitsui,Y.: "Refined crystal structure of recombinant murine interferon at 2.15 A resolution." J.Mol.Biol.(in press). (1995)
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[Publications] Kohno,T.,Senda,T.,Narumi,H.,Kimura,S. & Mitsui,Y.: "3D-structure of abrin-a A-chain having ribosome inactivating activity" Proc.Japan Acad.72B(in press). (1995)
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[Publications] Sugiyama,K.,Narita,H.,yamamoro,T.,Senda,T.,Kimbara,K.,Inokuchi,N.,Iwama,M.,Irie,M.,Fukuda,M.,Yano,K.& Mitsui,Y: "Crystallization of a 2,3-dihydroxybiphenyl dioxygenase from Pseudomonas" Proteins:Structure,Function and Evolution,. (in press). (1995)
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[Publications] 野中孝昌、三井幸雄: "リボヌクレアーゼの立体構造と反応機構" 蛋白質・核酸・酵素『核酸化学の新展開』. (増刊号印刷中). (1995)
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[Publications] Senda,T.,Nonaka,T.,Nakamura,K.T.& Mitsui,Y.: "“Synchrotron Radiation in Biosciences"" Clarendon Press(分担執筆), 8 (1994)
