1993 Fiscal Year Annual Research Report
「いのち」観念にあらわれた日本人の宗教性の実証的研究
Project/Area Number |
04451007
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
山折 哲雄 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40102686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森岡 正博 国際日本文化研究センター, 研究部, 助手 (80192780)
柏岡 富英 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (40142591)
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (60179207)
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Keywords | いのち / 生命 / 天寿 / 生命観 / 生命主義 / 生命科学 / 生命論 |
Research Abstract |
【.encircled1.】山折、鈴木、森岡による文献学的研究、山折、森岡は宗教・医学関連を担当。 森岡は、「脳の人工臓器化と脳死身体の実験利用等を素材にして、今後の先端医療を考える」(『医療と宗教を考える』No.86、1993年、全30ページ)、「目にふれないところで進む先端テクノロジー」、ブレインズ事務局編『アテネの学堂』、(ジャストシステム、1993年、109 116)を発表、共同研究『「ささえあい」の人間学』(法臓館、1994年、全30ページ)を編著としてまとめた。 鈴木は、文学を中心として思想全般を担当。昨年にひきつづき、20世紀前半の日本における生命主義の思潮傾向を分析し、分析視角の明確化と文献の収集、ならびに共同研究を進め、成果を『大正生命主義と現代』(1994年5月予定)としてまとめつつある。 【.encircled2.】継続的に行っているアンケート調査をひきつづき行い、サンプルを増し、実証的データとして蓄積する一方、データベース形成を進めている。 柏岡が、これを社会学見地から、森岡が文化人類学ならびに図像学的見地から解析をすすめている。
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