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1993 Fiscal Year Final Research Report Summary

高度化した情報文化を比較分析するための調査技術の開発

Research Project

Project/Area Number 04451042
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会学(含社会福祉関係)
Research InstitutionKomazawa University

Principal Investigator

川崎 賢一  駒澤大学, 文学部, 助教授 (20142193)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮原 浩二郎  関西学院大学, 社会学部, 助教授 (10200198)
Project Period (FY) 1992 – 1993
Keywords情報化 / 文化社会学 / 機械翻訳 / ポピュラー文化 / 歌詞分析 / 内容分析
Research Abstract

本研究では、いわゆる情報文化を比較分析するために、機械翻訳の応用可能性に焦点をあててみた。その分析は、第一に、分野としては、文化社会学にかかわり、第二に、具体的な方法としては、内容分析に密接に関連している。また、第三に、分析対象は、社会学、特に、社会意識に関連する、ポピュラー音楽の歌詞をとりあげてみた。
まず、機械翻訳については、多くの翻訳リフトのデモンストレーションにでかけ、最後に、辞書ソフト・英日ソフト・日英ソフトの3つに絞った。また、内容的には、unixを用いる高価値・大容量のものから、パソコンを用いるものまで、何段階に分けられた。しかし、予算上の制約、価格差ほど品質が変わらないこと、などから後者のものを選択した。また、分析対象の歌詞は、日本とアメリカの売り上げによって選曲した。具体的には、日本ではオリジナルコンフィデンス社のもの、アメリカではビルボードを用いたのである。
本研究の結論は、以下のようである。英日については、ある程度実用的に使用可能であり、日英については、今のところ実用段階にはないというものであった。だからといって、この結論に非観する必要はない。そもそも、歌詞の内容分析は、人間にとっても極めて高度な情報処理の一つであるからだ。大切なことは、中期的・長期的にみて、文化社会学に、機械翻訳を応用する見通しがたちそうだという点にある。ただし、安易に導入をすべきではないし、批判的かつ創造的に導入すべきであろう。さらに、新しい情報処理技術の応用の必要性は明らかであり、使い方と方向をはっきりとした上で、深く研究することが望まれる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 川崎 賢一: "機械社会学の文化社会学的考察" 富士通マネジメントレビュー. No.166. 26-27 (1993)

  • [Publications] 川崎 賢一: "情報社会と現代日本文化(近刊)" 東京大学出版会, (1994)

URL: 

Published: 1995-03-27   Modified: 2016-04-21  

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