1992 Fiscal Year Annual Research Report
研究大学の学術研究システムに関する比較社会学的研究
Project/Area Number |
04451055
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
有本 章 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (00030437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相原 総一郎 広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (30212351)
山崎 博敏 広島大学, 教育学部, 助教授 (10127730)
金子 元久 広島大学, 大学教育研究センター, 助教授 (10185936)
成定 薫 広島大学, 総合科学部, 助教授 (50110466)
山野井 敦徳 富山大学, 教育学部, 教授 (80019067)
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Keywords | 高等教育研究 / 大学院 / 研究大学 / 科学社会学 / 教育社会学 / 比較社会学 / 学術研究 / 大学教授職 |
Research Abstract |
本年度は本研究の初年度として以下に示すような調査・研究を進めた。 (1)理論研究 研究大学における学術研究に関して、科学社会学や高等教育社会学など関連文献を収集し、学術研究システムの理論的研究を行った。 (2)資料収集 日米の研究大学に関して、科学辞典、科学人名辞典、学会誌、大学人名録、学校基本調査、大学一覧、学校教員統計調査などの各種文献資料および統計資料を収集し、先行の関連研究に沿って、各種資料を整理した。 (3)データベース作成 各種資料より、研究大学の学術研究システムに関するデータベースの作成に着手した。 (4)研究会の開催 内外の学者(外国人研究者の場合は国内滞在者が中心)を招いて主題に関する研究会を開催し、日本の研究大学の課題や問題点を論議した。また、研究分担者による研究会も開き、研究成果を検討するとともに、次年度に作成される報告書の執筆担当の割振りを論議した。 (5)国際共同質問紙調査の実施 「大学教授職に関するカーネギー国際比較研究」プロジェクト(本研究代表者が実施中)を実施し、日本の大学教授職の意識と行動の実態を質問紙調査から明らかにして報告書『大学評価と大学教授職ー大学教授職国際調査〔1992年〕の中間報告ー』にまとめた。来年度は、日米英独の研究大学のシステム、組織体、教授団の特色を比較検討する。 (6)参与観察の実施 独創的な研究の遂行を設立の目的とする研究大学に長期滞在し、参与観察をするための日程等の交渉を始めた。
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