1993 Fiscal Year Annual Research Report
新形式物流システムの実現可能性とその社会的効果に関する研究
Project/Area Number |
04451115
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Research Institution | University of Tokyo |
Principal Investigator |
越 正毅 東京大学, 工学部, 教授 (70013109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 可寸志 東京大学, 工学部, 助手 (00215881)
家田 仁 東京大学, 工学部, 助教授 (90168089)
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Keywords | 物流需要予測 / 都市内物流 / 貨物自動車選択モデル |
Research Abstract |
咋年度は,物の流れの最も基本的でかつ重要である流動ロットと配送頻度を決定するモデルに関して東京都市圏物流調査のデータを利用してパラメータの推定を行ったが,(1)データの精度が必ずしも高くない,(2)モデルに取り込むことが可能なデータが不十分であるといった理由のために,必ずしも精度の高いモデルを構築することは出来なかった. それを受けて本年度は,上記のデータを補完する意味で品目を東京都市圏内々の移動トリップ数でもっとも大きなシェアを占める(17.5%)食料工業品に限定して,訪問インタビュー調査(約200サンプル)を実施した. その結果,限定された品目ではあるが,流動ロットと配送頻度を決定するモデル,貨物自動車の自家用自動車(白ナンバー)/営業用自動車(緑ナンバー)の選択モデルを構築した.一般にあるモードの選択に際しては,金銭的なコストだけではなく,サービス水準とのトレードオフによって選択を行っている。これらのモデルを通して,金銭的な輸送コストとセールス便益を定量的に計測したり,商物分離(配送の時ドライバーが商活動を行うか,配送はドライバーが行い別途セールスマンが商活動を行う)の条件を明らかにした. 最後に,上記の輸送ニーズを踏まえて,需要の面からみた新物流システムが持つべき機能を提示した.
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