1992 Fiscal Year Annual Research Report
次世代知的通信へ向けたマルチメディア情報の構造的記述と処理に関する研究
Project/Area Number |
04452179
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
原島 博 東京大学, 工学部, 教授 (60011201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田崎 良三 東京大学, 工学部, 助手 (30143390)
石塚 満 東京大学, 工学部, 教授 (50114369)
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Keywords | 知的通信 / マルチメディア / 知的符号化 / 知的ヒューマンインタフェース / 3次元統合画像通信 / 画像符号化 / ソフトウェアエージェント / 画像の構造抽出 |
Research Abstract |
本研究は、研究代表者らが提唱する知的符号化の研究を更に発展させて、将来の知的情報通信や知的ヒューマンインタフェースの基盤となるマルチメディア情報処理技術を確立しようとするものである。本年度はその初年度として次の検討をおこなった。 1. 知的情報通信のビジョンと知的マルチメディア処理技術の課題に関する調査・検討 次世代のマルチメディアを中心とする知的情報通信技術に関する内外の研究動向を調査するとともに、その将来像を明らかにして、マルチメディア処理技術が具備するべき諸条件の抽出と研究課題の整理・検討をおこなった。また、将来の高度な画像通信環境へ向けて、新たに「3次元統合画像通信」の構想を示し、その基本概念ならびに研究開発課題を明らかにした。 2. マルチメディア情報の構造的記述に関する基礎検討 マルチメディア情報の中核をなす画像(静止画像と動画像)を構造的に記述するための考え方として2次元構造記述と3次元構造記述の両者に対して、その基本概念を明らかにするとともに、それぞれについて具体的な構造抽出手法を検討した。 3. 知識処理とマルチメディア処理の融合に関する基礎検討 次世代の知的なヒューマンインタフェースへ向けてビジュアルソフトウェアエージェントの概念を提唱し、その試作を通じて知識処理とマルチメディア処理の融合を試みた。 4. マルチメディア情報処理システムの基礎検討 画像処理ワークステーションを中心とするシステムを実装し、将来におけるマルチメディア情報処理システムが具備すべき諸条件について検討を進めている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Nakaya.Y.: "Model-Based/Waveform Hybrid Coding for Low-Rate Transmission of Facial Images" IEICE TRANS.COMMUN.E75-B. 377-384 (1992)
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[Publications] 中屋 雄一郎: "動画像の16Kb/s符号化" 1992年 画像符号化シンポジウム(PCSJ92). 129-132 (1992)
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[Publications] 泉 伸明: "クラスタリングに基づく動画像の領域追跡" 1992年 画像符号化シンポジウム(PCSJ92). 253-256 (1992)
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[Publications] 佐藤 信: "対象に限定された画像空間の形成とその画像合成への応用" 1992年 画像符号化シンポジウム(PCSJ92). 177-180 (1992)
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[Publications] 原島 博: "三次元統合画像通信の構想" 電子情報通信学会技術研究報告. HC92-58. 1-10 (1993)
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[Publications] 石塚 満: "手形状の認識に基づき実時間で反応する人物表情の動画像合成" 計測自動制御学会論文集. 28. 1327-1336 (1992)