1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04452218
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
内藤 林 大阪大学, 工学部, 助教授 (20093437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 健 大阪大学, 工学部, 講師 (90183433)
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Keywords | 非定常波動場 / 特異点分布 / 波の写真撮影 / 画像解析 |
Research Abstract |
昨年度まで非定常波動場解析技術を使って,今年度いくつかの関連分野への応用を計りいくつかの成果を上げた。 1.閉空間内に自由表面を持つ流体が存在する場合,この内部流体の波動と閉空間の動揺の関係を明らかにし,それを画像化し動的に表示することを可能にした。このスロッシング現象は同調した時極めて大きな波動現象を伴うが,この実験結果は上記の画像取り込みによって始めて理論計算との比較が可能となる。 2.水槽の片方に設置された造波機の動き,それが造り出す波,そしてその波をもう一方の端に設置された吸収装置(波透過装置)で吸収する時の動きの三量の理論計算結果を同時に画面上に画像化することを可能にした。 これらは,いずれ非定常波動場の計測結果あるいは理論計算結果の表示化であり,非定常波動場の理解に大きな効果を果すものである。更に,既設の二次元小水槽の側方から非定常波を撮影し,波振幅を測定できるようになり,急勾配な波でさえ,一度精度良い計測が可能になった。最終的な確認実験は災害のため今年度中は不可能になったが再開でき次第実施する予定である。
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Research Products
(1 results)