1992 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の注視範囲を考慮した快適な走行環境整備に関する研究
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04452235
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| Research Institution | Akita University |
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Principal Investigator |
清水 浩志郎 秋田大学, 鉱山学部, 教授 (30006655)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 一裕 秋田大学, 鉱山学部, 助手 (60177912)
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| Keywords | 高齢者 / 走行環境 / 注視点 / 交通安全施設 / 道路構造 |
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| Research Abstract |
本研究は高齢化社会に対応した快適な交通環境を整備するために、(1)高齢者の走行環境における問題点の抽出、(2)高齢者の注視点の特徴の抽出の2つの分析から構成されている。平成4年度は(1)について、従来高齢者という1つの分類で評価されていた走行環境について、年齢や障害の種類、自動車の有無など、モビリティの違いによってどの様な問題点や評価が異なるのかについて分析を行った。とくに高齢者の身体的特徴として、明確な障害があるわけではないが、長距離の走行や段差の昇降ができないといったさまざまな交通困難がモデリティに大きく影響している。
そこで、夏期ならびに冬期における交通困難着目した走行環境の問題点の抽出を行った。その結果、困難グループと非困難グループでは、交通環境に対する評価が異なり、困難グループで顕著となった問題点は、夏期では横断施設の少なさ、ベンチなどの休憩施設の少なさであり、また冬期では、歩道の凍結、歩道橋や横断歩道の凍結、横断歩道で時間内に渡りきれないなど、安全管理施設に関して他の高齢者と異なった問題があることが明らとなった。
この結果をふまえて(2)の注視点調査では、歩行環境の評価のために交通困難の有無別に注視点調査を行い分析を行っている。来年度は車いす利用者など注視点の特徴についても分析する予定である。なおこれとは別に、運転者からみた走行者の見え方についても分析を行った。
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Research Products
(2 results)
