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1992 Fiscal Year Annual Research Report

高齢化難聴の聴覚特性を配慮した室内音響計画に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04452254
Research InstitutionTsukuba College of Technology

Principal Investigator

翁長 博  筑波技術短期大学, 建築工学科, 助教授 (20233570)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 あこ  筑波技術短期大学, 建築工学科, 教授 (10210676)
Keywords高齢化 / 難聴 / 室内音響 / 環境音
Research Abstract

平成4年度には以下の研究研画に基づいて研究をおこなっている。
1)聴覚機能の減退に関する資料の収集と実験
高齢者の聴覚機能の定量的な計測をオージオメータ等を用いておこない、高齢者の聴覚減退を定量的に明らかにするとともに、次年度に予定しているシミュレータ開発のために必要な資料を得る。
2)環境音の収集および分析
人が日常生活の中で受容する種々の環境音を収集し、これらの環境音の生活における意味を分析し、音情報の欠落がもたらす影響の度合いについての基礎資料を得る。また、収集された環境音のスペクトル・時間変動等の物理的分析をおこなう。
上の1)に付いては、今年度数十名のデータを得る事ができ、過去に他の多くの研究者によって蓄積されたデータと併せて、平成5年度に予定しているシミュレータ開発の目的に関しては十分な資料が得られたものと考えている。
2)に付いては、病院待合い室・駅のホーム・デパート等の公共的な空間のアナウンス音および高齢者の生活空間として代表的な老人ホームにおける環境音を収録し、現在、物理的分析等を進めつつある。この点では、研究計画に比して若干の遅れはあるものの平成5年度の研究計画と同時並行的に進める事で何等問題はない。また、当初の研究計画に加えて「アナウンス音の明瞭度に対する残響時間の影響」に関して実験室実験をおこない、聴覚障害者に対しては残響の影響が健聴者よりも顕著に現れることを明らかにした。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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