1994 Fiscal Year Annual Research Report
岩石中の割れ目のフラクタル解析と地熱貯留層評価への応用に関する研究
Project/Area Number |
04452263
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Research Institution | TOHOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中塚 勝人 東北大学, 工学部, 教授 (60005345)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 範芳 東北大学, 工学部, 助手 (40207410)
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Keywords | フラクタル / 岩石割れ目 / 統計的自己相似性 / 割れ目モデル / 地熱貯留層 / クラスター / 空間分布 / 割れ目形状 |
Research Abstract |
天然の岩石断面の割れ目パターンについてボックスカウンティング法を用いてフラクタル次元を決め,長さ分布,定方位性,結合性,割れ目の数,総延長の幾何学的特徴を割れ目モデルの構築のために測定した。 割れ目は結合性によってクラスターに分割される。最も多くの割れ目を含む最大クラスターは,フラクタル次元および視覚的印象に対して最も影響を与える。最大クラスター中の割れ目の数はフラクタル次元に比例し,また割れ目の結合性,数,総延長はフラクタル次元と関係し,いくつかの特徴は相互に関係している。入力されたクラクタル次元に対応する選択されたパラメータの範囲は,パラメータ間の関係によって決められる。 割れ目の形状を決め,最大クラスター,他のクラスター,単一の割れ目の順に発生し,これらは入力したフラクタル次元と相互の関係に基づいている。コンピューター上に描かれた二次元の割れ目モデルは岩石断面中の天然割れ目パターンに類似し,入力フラクタル次元と比較して同様のフラクタル特性を示す。入力したデータに一致する割れ目モデルのフラクタル次元はボックスカウンティング解析によって明らかになった。
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