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1992 Fiscal Year Annual Research Report

イネ科作物における吸収窒素の各器官への分配・転流システムと律速要因の解明

Research Project

Project/Area Number 04454047
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

三本 弘乗  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20118003)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大江 真道  大阪府立大学, 農学部, 助手 (60244662)
大門 弘幸  大阪府立大学, 農学部, 助手 (50236783)
Keywordsイネ科作物 / 葉色 / N含有率 / N吸収 / N分配 / N転流 / 葉半 / 維管束
Research Abstract

1.水稲におけるNの動態
(1)遮光により分げつの一部を無効化し、無効分げつの吸収した^<15>Nが無遮光側の有効分げつの転流して利用される経過を調査し、その利用率は比較的低いことを明らかにした.
(2)葉身の中肋を挟む左右葉半の葉幅は、早く展開する側が挟く、その側は葉色が濃くN含有率も高い.
(3)左右葉半の葉色の濃い側は、葉位に対応して交互に配置される一定の規則性が認められるが、第1葉の葉半の左または右が早く展開する葉半側(濃い側)となる確率は約50%である.
(4)特定の根から吸収された^<15>Nは、その根と連携する葉身の特定縦走維管束で運ばれて特定の葉半部に移行することを明らかにした.
(5)葉身の縦走維管束から発する横走維管束を利用した葉半間のNの移行量は比較的少ないと推測される.
2.コムギにおけるNの動態
(1)コムギ品種農林61号とオマセコムギについて施肥N量を変えて、葉色と地上部のN含有率との関係について経時的に調査し、葉色より地上部のN含有率を推定する式を求めるための実験を実施中である.
(2)葉身の葉半における葉色の濃淡は、水稲と同様に葉位に対応して交互的な規則性をもって現れることを明らかにした.
(3)第1葉の葉半の左または右が早く展開する側(濃い側)となる確率も、水稲と同様に約50%であることを明らかにした.その比率の変動の可能性と条件について検討中である.

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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