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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ニジマスの性決定遺伝子の単離及び解析

Research Project

Project/Area Number 04454095
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

柴 忠義  北里大学, 衛生学部, 教授 (80187385)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神田 宏美  北里大学, 衛生学部, 助手 (80234160)
高松 信彦  北里大学, 衛生学部, 講師 (40206876)
Keywords性決定 / 魚類 / SRYボックス / PCR / cDNAクローニング / 転写因子
Research Abstract

我々は、哺乳類SRY遺伝子のDNA結合領域(SRYボックス)のコンセンサスなアミノ酸配列に基づいたPCRにより、未成熟ニジマス精巣cDNAから哺乳類のSRYボックスとアミノ酸配列レベルで約60%の相同性を有するcDNA断片を得た。更に、RACE-PCR法により、SRYボックスから3′末端までの700塩基対のcDNA断片を得た。このDNAをプローブとして未成熟ニジマスの精巣、卵巣、肝臓、心臓のノーザンハイブリダイゼーションを行うと、全ての組織で約10キロ塩基のRNAが検出されるが、精巣では他に、約3キロ塩基のRNAが検出される。本年度は主に、この精巣特異的な3キロ塩基のRNAのクローニングを行ってきたが、精巣ポリA-RNAをショ糖密度勾配遠心で分画し、3キロ塩基のSRY-RNAに富む分画から作製したcDNAライブラリーをスクリーニングした結果、約3キロ塩基対のcDNA断片をもつクローンを複数個単離することが出来た。塩基配列の解析から3キロ塩基のSRY-RNAは約900アミノ酸をコードしうる読み枠を有しており、SRYボックスのほかに、転写因子Sp1などに見られるようなグルタミンに富む領域をもつタンパク質をコードしていることがわかった。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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