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1992 Fiscal Year Annual Research Report

LDLによる動脈平滑筋細胞増殖における細胞内情報伝達系について

Research Project

Project/Area Number 04454274
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

中島 康秀  産業医科大学, 医学部, 助教授 (20038780)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅野 公浩  産業医科大学, 医学部, 助手 (20206395)
高原 和雄  産業医科大学, 医学部, 講師 (30163306)
KeywordsLDL / SMC / Ca^<++>
Research Abstract

低比重リポ蛋白(LDL)による大動脈中膜平滑筋細胞(SMC)の増殖促進SMC細胞膜構造の変化、Fura-2を用いた細胞内Ca^<++>の変化について調べた。LDLは正脂血健康成人(NL^-)及び家族性高コレステロール血症(FH^-)より分離精製した。FH-LDLの成分の特徴は、そのfree cholesterol増加であり、このためと考えられるconcentration gradientによるLDL particleよりSMC細胞膜へのfree cholesterdの増加が生じていた。このfree chorestenolはx-ray解析により膜構造の変化をもたらしていた。
増殖促進の定量は、^3H-Thymidineの取り込みにより評価し、FH-LDLはNL-LDLに比較して有意に増加が認められた。この増加はdihydropyridine系Ca^<++>拮抗剤により強く抑制された。
Fura-2を用いたLDLによる細胞内Ca^<++>濃度の増加は、Receptor mediated fashionを示した。つまりinjectionは急速なCa^<++>の上昇(peak)を認め、次いでslowな丘状の増加(platean)を認めた。それぞれの上昇は、細胞内Ca^<++> store及び細胞外液のCa^<++> movementを薬物により抑制することで消失した。またreceptor antibodyにより抑制された。現在FH-LDLとNL-LDLの比較検討を行っている。
SMC内情報伝達系については、イノシトールリン酸系へのLDLの影響を測定している。IP_3の定量では、LDL20時間刺激後では、FH^-、NL^-両者に差は認められず、10分間刺激ではFH-LDLにおいて有意の上昇が認められた。前述した細胞内Ca^<++>の動きとIP系の動きについて現在LDLを用いて検討を進めている。
平成5年度はさらにcoronary artery由来のSMCも加え上述した実験について検討を加える予定である。

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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