1992 Fiscal Year Annual Research Report
有茎組織移植片の栄養動脈への血管拡張剤持続動注による生着領域の延長効果
Project/Area Number |
04454314
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
松尾 清 信州大学, 医学部, 教授 (20135156)
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Keywords | 皮弁 / 生着領域 / 持続動注 / 血管拡張剤 / 抗凝固剤 |
Research Abstract |
有茎皮弁が隣のvascular teirritoryまで拡大されて、すなわち安全領域を越えて使用される時、その遠位端の壊死の危険性は高くなる。このような皮弁を安全に拡大するために、外科的には従来よりdelayが、最近ではsuperchargingが行われている。拡大するための他の方法として、PGI_2の静注などの薬剤投与によるimmediate pharmacologic delayが報告されている。しかし、静注による全身投与よりもこれらの皮弁の動脈に直接血管拡張剤および抗凝固剤に持続投与した方が効果的と考えられる。PGE_1の潅流動脈への持続注入は、動物実験での有用性は報告されている。しかし、臨床例は稀である。それは有茎島状皮弁では潅流動脈への直接の動注では、上述したように血栓などの合弁症の可能性があるため積極的には行われていないと推察される。そこで血流を阻害せず、血栓の可能性のない薬剤の投与経路として、次の2通り考えられる。潅流動脈の分枝により逆行性の経路「1」と、拡大すべきvascular terntovyの潅流動脈の所謂pharmacologic superchargingの経路「2」である。 これまで分かった結果は「1」よりも、「2」のほうが有効であった。「1」と「2」の両方の動脈に投与すれば相乗効果が認められた。投与薬に関しては、抗凝固剤のほうが血管拡張剤より有効であった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Kiyoshi Matsuo,etal.: "Contimous Intraarterial Iufusion of Prostaglandin E,and Heparim to Extend and Improve the Survival of Pedicled Musculocutaneous Flaps Through Virusual Routes :A Clinical Proliminary Report" Annals of Plastic Surgery. 29. 314-320 (1992)