1992 Fiscal Year Annual Research Report
頭頚部扁平上皮がんの悪性度診断に関する免疫組織学的研究
Project/Area Number |
04454432
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
村上 泰 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (20095657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河田 了 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40224787)
村上 匡孝 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60210019)
安田 範夫 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00182337)
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Keywords | がん巣周囲膜 / 4型コラゲン / 4型コラゲナーゼ / カテプシン / 頚部リンパ節転移 |
Research Abstract |
(1)頭頚部がん転移関連因子の免疫組織学的研究 がん巣周囲膜構成成分としての4型コラゲン発現性について、すべての頭頚部扁平上皮がん初診時生檢材料を対象に、モノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に調べ、頚部リンパ節転移との関係について檢討した結果、発現性を認めないもののほとんど全てに頚部リンパ節転移を認める一方、連続性発現のあるもののほとんど全ては転移を認めないことが判り、頚転移の指標として臨床応用できることを確認した。そこで4型コラゲンに影響する因子として、4型コラゲナーゼ、プラスミノーゲンアクチベータ、カテプツンG,Eについて檢索を開始した。 (2)4型コラゲナーゼ、カテプシンなどのプロテアーゼに関する生化学的計測 比色蛍光法およびソルーションアッセイ法によってがん組織のプロテアーゼ活性を計測した結果、頚部リンパ節転移を伴うがん組織において、4型コラゲナーゼおよびカテプシンB、Lの活性が高いことが判明し、これらの組織では4型コラゲン発現性に連続性がみられないことも判明した。そこで、がん組織について、4型コラゲンおよび4型コラゲナーゼまたはカテプシンの免疫組織学的重染色によって、これらの関係を明示することに着手した。 (3)次年度計算 予定通りに行うこととした。
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