1993 Fiscal Year Annual Research Report
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04454450
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
渡邊 継男 北海道大学, 歯学部, 教授 (10064362)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 哲 北海道大学, 歯学部, 助手 (80184745)
柴田 健一郎 北海道大学, 歯学部, 助手 (50145265)
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Keywords | マイコプラズマ / 細胞膜タンパク質 / IgG Fc レセプター / IgG:Fc結合活性 / MHC class II抗原 |
Research Abstract |
Mycoplasma salivarium(MS)細胞のhuman IgG Fc fragment結合活性: 1. MS細胞をpronase処理することによって、失活した。 分子量が90 kDaならびに150 kDaの細胞膜表層タンパク質がIgG Fc fragment結合活性にかかわっていることが示唆された。 2. MS細胞をtrypsin処理することによって、活性化された。 活性化の機構は現在のところ不明である。 3. 抗原特異的IgG(goat anti-human IgG, γ chain specific; goat anti-human IgM, μ chain specific; rabbit anti-goat IgG, specific for whole molecules)で阻害される。 IgG Fc部位との結合が確認された。 IgG Fc部位に対するreceptorと考えられる90kpの精製とその性状: 1. 90kpが単一のタンパク質として精製された。 2. 90kpはhuman、swine、mouse、rabbit、sheep、rat、goat、catならびにdog由来IgG Fc fragmentと結合することがimmunoblotting法で明らかにされた。protein AがhumanとswineのIgGに対して強い親和性を示したが、90kpの結合活性には特異性が認められなかった。 3. sheep red blood cellと特異的に結合したIgGのFc部位と結合した。 MS細胞のMHC class II抗原誘発能: 加熱処理MS細胞と共に培養した、Raji cellsあるいはヒト末梢血由来単核球を、FITC-標識anti-HLA DR抗体と反応させた後に、cell analyzerで処理することによって、class II抗原の発現が促進されていることが確認された。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 渡邊継男: "Binding of Fc fragments of IgG from human and seven animal species to Mycoplasma salivarium cells." Microbios. 76. 77-84 (1993)
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[Publications] 沢 禎彦: "ヒトIgGのFc部位と結合するMycoplasma salivariumの細胞膜タンパク質について" 第20回日本マイコプラズマ学会記録. 23-26 (1993)
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[Publications] 沢 禎彦: "Purification and characterization of a membrane protein (90 KDa) from Mycoplasma salivarium,which binds immunoglobulin (Ig)G Fc fragment" Microbiology and Immunology. 38(印刷中). (1994)