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1992 Fiscal Year Annual Research Report

コンポジットレジンの破壊靭性とK値制御亀裂進展法による疲労強度の評価

Research Project

Project/Area Number 04454469
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

土谷 裕彦  大阪大学, 歯学部, 教授 (40028709)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 糸田川 徳則  歯学部, 助手 (70232494)
竹重 文雄  歯学部附属病院, 助手 (60206969)
鳥居 光男  歯学部, 助教授 (30116066)
Keywordsコンポジットレジン / 疲労強度 / 破壊靭性
Research Abstract

1.本経費で購入したサーボパルサーでき裂進展試験を行い、一部の歯科用コンポジットレジン材料で適当なK値の変動巾(△K)を決定することができたが、歯科用コンポジットレジンは非常に脆性が高く変形の少ない材料であって、安定したき裂進展を導入できる△Kの範囲がきわめて狭いことがわかった。そのため金属材料のき裂進展試験に比べてより精細な制御のもとで試験を行い、各コンポジットレジンについて最適な△Kを求める必要がある。
2.Clearfil Photo Posterior(Kuraray)、PhotoClearfil Bright(Kuraray)の2種の市販コンポジットレジンとフィラーを含まない実験レジン(以下unfilled resin)に対し安定して疲労き裂を進展させることができ、き裂進展速度da/dNと荷重繰り返しの間の応力拡大係数Kの変動幅△Kの関係を求めることができた。
3.使用した3種のレジンに安定したき裂進展がおこる△Kの範囲は非常にせまいものであった。△Kの下限界(下限界応力拡大係数幅△K_<th>)はda/dN→0に対応し、欠陥からき裂進展が開始する限界の△Kであるが、本研究の2種の市販レジンの△K_<th>はPhotoClearfil Brightがunfilled resinの約2倍、Clearfil Photo Posteriorが約4倍であった。
4.破断面のSEM観察によれば不安定破壊部にくらべてき裂安定進展部のほうにフィラーとマトリックスの界面にそってき裂が進展した像がより多く観察された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 竹重 文雄: "コンポジットレジンの疲労強度の評価に関する研究 第1報 K値制御による疲労き裂進展法について" 日本歯科保存学雑誌 春季特別号. 36. (1993)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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