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1992 Fiscal Year Annual Research Report

B.gingivalis内毒素の免疫学的活性に関する免疫組織学的検索ーin vitroならびにin vivoにおける免疫系細胞への影響ー

Research Project

Project/Area Number 04454474
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

加藤 伊八  長崎大学, 歯学部, 教授 (30005087)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 阿部 嘉裕  長崎大学, 歯学部, 助手 (70202687)
谷 芳子  長崎大学, 歯学部, 助手 (90196436)
谷 真彦  長崎大学, 歯学部, 助手 (70188374)
市丸 英二  長崎大学, 歯学部, 助手 (60223111)
原 宜興  長崎大学, 歯学部, 助教授 (60159100)
KeywordsP.gingivalis / 内毒素 / 免疫系細胞
Research Abstract

〔目的〕本研究においてはP.gingivalis(P.g)内毒素(LPS)の免疫学的活性と歯周組織破壊との関連をin vivoおよびin vitro両面から明らかにすることを目的としている。〔材料・方法〕1.P.g381を嫌気培養後、得られた菌体を凍結乾燥してLPSを抽出した。LPSに極めて特異性の高い比色定量試薬であるエンドスペーシー(] SY.encircledr. [)〓を用いて得られたP.g LPSのリムルス活性を測定した。2.BALB/cマウスの腹腔に、P.g LPSを25μg/匹1回投与した場合と、歯肉に5μg/匹1回局所投与した場合に産生される抗LPS抗体を7日ごと56日間ELISA法にて定量しその抗体価としての変動を調べた。3.マウスにあらかじめP.g LPSで免疫した群とそうでない群の脾臓を摘出し、脾細胞を分離、細胞濃度2×10^6/mlとして実験に供した。この脾細胞浮遊液200μlにPBS10μl、P.g LPS5μg、10μgずつを加えて培養し、^3H-サイミジンを添加してその取込み量を測定した。〔結果〕1.得られたP.g LPSのリムルス活性はE.coliのそれと同程度であった。2.腹腔投与群においてはLPS特異的IgGの緩やかな上昇が認められ、その抗体価はほば28日目でプラトーに達していた。一方、歯肉投与経においては投段後7日目にLPS特異的IgMの著明な上昇を認めたが、IgGに関しては56日目までほとんど検出されなかった。3.非免疫群においても免疫群においても、P.g LPSの濃度依存的に脾細胞の増殖反応は増加し、免疫群でその傾向はより強くみられた。〔考察〕今回抽出したP.g LPSはE.coliと同程度の免疫学的活性を有しており、マウスの腹腔に1回投与あるいは歯肉に1回投与すると特異抗体産生を惹起させ得ることが判明した。さらにP.g LPSによって脾細胞の分裂が刺激され、特にあらかじめ免疫しておくことでこの効果が増幅されることがわかった。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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