1992 Fiscal Year Annual Research Report
高速ジェットフレーム溶射法によるヒドロキシアパタイトの生物学的特性について
Project/Area Number |
04454515
|
Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
尾口 仁志 鶴見大学, 歯学部, 講師 (40169256)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀中 昌明 鶴見大学, 歯学部, 助手 (70238799)
石井 宏昭 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50168176)
瀬戸 〓一 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
|
Keywords | 高速ジェットフレーム溶射法 / ハイドロキシアパタイト / プラズマ溶射法 |
Research Abstract |
高速ジェットフレーム溶射法(HVFS)の特性を明らかにするためにコントロールとしたプラズマ溶射法によるハイドロキシアパタイトの結晶性が悪く海外への発注となり、実験開始が大幅に遅れ平成3年11月となった。生物学特性を前に物理的・化学的性質を比較検討したが下記の結果が得られた。 1.結晶性について HVFS;原材料及び溶射後の結晶性に変化が認められなかった。 プラズマ;原材料についてはHAの結晶性が維持されていたが、プレート上への溶射後には、結晶の配向が認められた。 2.強度 HVFS;18.5MPa プラズマ;不能(溶射HAが脱く、接着材の強度となった) 3PH 動 HVFS;0.96 プラズマ;0.93(CaOの存在がなく、報告にはないが後処理を行っている事が考察された。 4.Ca溶解試験;プラズマ溶射HAがHVFS-HAの3倍の溶解性を示した。 5.埋入実験 (1)1ヶ月と3ヶ月を比較をすると、両者に大きな差は認められなかったが、プラズマHAの方が骨反応が大きい傾向を示したCCaの溶解性が原因と考えられた)。 (2)コーティングHA横断SEM像では共に吸収がみられたがプラズマHAの方が溶解傾向は大であった。 6.Push-out test;1ヶ月ではプラズマHAの方が大であった。
|