1993 Fiscal Year Annual Research Report
高速ジェットフレーム溶射法によるヒドロキシアパタイトの生物学的特性について.
Project/Area Number |
04454515
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
尾口 仁志 鶴見大学, 歯学部, 講師 (40169256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 宏昭 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50168176)
瀬戸 かん一 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
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Keywords | 高速ジェットフレーム溶射法 / ハイドロキシアパタイト / 生物学的特性 |
Research Abstract |
平成5年度では、埋入6か月および1年の結果が得られた。 1.溶射ヒドロキシアパタイト(HA)の厚さ (1)6か月;Plasma-HA:平均45.17±7.58mum(N=261) 最小13.62mum HVFS-HA:平均49.16±5.33mum(N=243) 最小28.86mum (2)1年;Plasma-HA:平均41.10±10.27mum(N=459) 最小0.00mum HVFS-HA:平均41.45±10.73mum(N=459) 最小0.00mum 2.生物学的検討 6か月および1年の資料を非脱灰研磨標本(トルイジンブルー)にて観察した。その結果、骨との境界はともに線維組織を介在することなく、骨と直接接していた。また、溶射HAに沿って多核巨細胞あるいは破骨細胞は認められなかった。 以上の結果より、in vitroで本法の特徴とされた、Ca溶解性、表面構造、溶射HAの密度はin vivoの長期間埋入で差を認めることは出来なかった。1年間の埋入結果を踏まえ、本年度は埋入初期に焦点をあて検討する。
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