1992 Fiscal Year Annual Research Report
根面齲蝕の画像診断システムの開発と成人歯科検診への応用
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04454520
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
高木 興氏 長崎大学, 歯学部, 教授 (80005090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 大輔 長崎大学, 歯学部, 講師 (90146085)
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Keywords | 根面齲蝕 / 画像診断 / X線診断 / 成人歯科検診 / マイクロラジオグラフイ / 病理組織診断 / 脱灰 / 再石灰化 |
Research Abstract |
歯科X線写真の画像処理条件に関連して,画像入力時の光学的条件ならびに画像の入力・処理ソフトウエアの性能を検討し,以下の結果を得た。 (1)入力機器として選定したフィルムコンバータ(設備備品費)の光源ならびにビデオカメラCCDは高度の光学的均一性を有し,歯科用X線写真の入力機器として適切であった。入力条件としては,X線写真内に設定したステップウェッジの最大ステップ画像にハレーションを生じない光量レベルに調整し,ズーム倍率2〜3倍の条件で標準サイズX線写真画像が適正に入力可能であった。 (2)画像入力の積算回数を1〜10の間で変化させてその影響を検討した結果,8bitおよび16bitの各階調において積算平均画像と1回入力の間で明らかな違いは認められず,ビデオカメラ素子は高い光学的精度を有すると判断した。この結果から,本研究ではグレイスケール256階調の1回入力を採用した。 (3)画像処理ソフトウエア(Image1.47,NIH)の画像変換ならびに解析機能を試験した。その結果,エッジ強調および抽出・既知濃度スケールへのキャリブレーション・サブトラクション・濃度および距離計測,ならびに等濃度領域面積の算出が根面齲蝕領域の検出に有効であることが確認された。
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