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1994 Fiscal Year Annual Research Report

塩基性薬物組織分布の種差とヒトでの分布予測

Research Project

Project/Area Number 04454533
Research InstitutionHIROSHIMA UNIVERSITY

Principal Investigator

矢田 登  広島大学, 医学部, 教授 (70028835)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村上 照夫  広島大学, 医学部, 助教授 (20136055)
東 豊  広島大学, 医学部, 助教授 (90127697)
Keywords組織分布 / キニジン / 弱塩基性薬物 / フォスファチジルセリン / ラット / マウス / 家兎 / モルモット
Research Abstract

キニジンの組織分布における酸性リン脂質、特にホスファチヂルセリン(PhS)の役割を、四塩化炭素肝障害ラット、テレビン油処理ラット、正常家兎、正常マウスおよび正常モルモットで検討した。四塩化炭素肝障害ラットは、肝血流量および肝代謝能が低下し、また、キニジンに親和性の高い血漿中結合タンパク成分であるα_1-酸性糖タンパクが有意に増加した実験モデル動物である。一方、テレビン油処理ラットは、血漿中のα_1-酸性糖タンパク質濃度のみが増加した実験モデル動物である。
正常および病態を問わず、いずれの実験動物においても、血漿中非結合型のキニジンの組織分布、Kp値と組織PhS濃度との間には良好な相関性が認められた。このことは、塩基性薬物の組織間分布変動は組織中のPhS濃度に依存していることを示すものである。
また、使用した動物間で組織毎のKp値を比較した場合、その値は殆ど同一の値を示した。これらの事実は、(1)キニジンの組織分布は組織のPhS濃度に支配されていること、(2)各組織中PhS濃度は各種差間でほぼ同一であること、および(3)キニジンとPhSとの結合性に種差の影響は無く、細胞内のPhS環境がほぼ同一であることなどを示すものである。
実験動物から得られたKp値と組織PhS濃度の関係と血漿中の非結合型薬物濃度を考慮することにより、ヒトにおいても弱塩基性薬物の各組織分布の推定が可能なことを示唆するものである。
今回得られた知見は、より有効で安全な弱塩基性薬物の投与設計の確立に有用な情報を与えるものと考えられる。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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