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1993 Fiscal Year Annual Research Report

一般転写因子の分子生物学的手法による解析

Research Project

Project/Area Number 04454538
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

安河内 幸雄  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60037398)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 千葉櫻 拓  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (30227334)
KeywordsTFIIF / バクテリア性RNA polymerase / リン酸化
Research Abstract

TFIIFは基本転写において必須の転写因子であり、バクテリアRNApolymeraseのбサブユニットにホモロジーが高い部分が存在する。TFIIFの機能を分析する試みの一つとして、バクテリアのin vitro転写系への効果を追求した。その結果、TFIIFのみが転写開始を増強し、他の基本転写因子、TBP、TFIIB及びTFIIEにはそれがみられなかった。その効果はTFIIFの74kDaサブユニット(RAP74)がバクテリアRNA polymeraseのλファージPLプロモーターへの結合を増強することによることが判明した。なおその増強の効果はRNA polymeraseと鋳型DNAとの比が低い場合にみられた。いろいろの欠失変異をRAP74に作製し、転写活性を測定したが、増強活性を有する領域は特定出来なかった。またRAP74のRNApolymeraseへの解合は認められたが、弱いものであった。その他TFIIFに関する実験ではバクテリア中で産生した各サブユニット(RAP30/74)はnativeのそれらよりSDS-PAGE上分子量が小さいことが判明し、転写後の修飾による調節が示唆された。実際リン酸化が関与しているのではないかという考えのもとに、native TFIIFをアルカリフォスファターゼ処理をするとnative RAP74はバクテリア産生のそれと同じ位の分子量に減少したが、native RAP30にはそれがみられなかった。分子量の減少と転写活性それは相関していた。またTFIIFは転写の関始複合体形成に関与するのみならず、転写のelongationにも関与しており、脱リン酸化が後者の活性をも減少していることが判明した。現在それぞれのサブユニットについてnativeとリコンピナントポリペプチドを精製し、ハイブリドを作製し、リン酸化の転写活性への意義について追究している。結晶構造解析のためのRAP30の大量精製は、マルトース結合蛋白との融合蛋白ではあるが、アミローズ・カラムによる精製が充分でなく進行していない。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Aso,T.et.al.: "Assignment of the Hwman GTF2F1 Gene to Chromosome 19p13.3" Genomics. 16. 252-253 (1993)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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