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1993 Fiscal Year Annual Research Report

正常単一染色体移入によるブルーム症候群原因遺伝子座の決定

Research Project

Project/Area Number 04454539
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

押村 光雄  鳥取大学, 医学部, 教授 (20111619)

Keywordsブルーム症候群 / 染色体移入 / 遺伝子マッピング / 姉妹染色分体交換 / ヒト15番染色体
Research Abstract

ブルーム症候群の原因遺伝子マッピングの決定の試みは,従来より連鎖解析により行われてきたが,現在までのところ詳細な座位は報告されていない。
本研究では,ブルーム症候群由来の細胞で姉妹染色分体交換(SCE)が高頻度に観察される特性を利用して,微小核融合法を用いて種々の正常細胞由来の染色体をブルーム症候群由来の不死化細胞に導入し,SCEが正常頻度になる染色体の同定および染色体の一部が移入された細胞におけるSCEを検索することにより,導入染色体部位との相関を調べ,詳細な原因遺伝子マッピングをすることを目的とした。
平成4年度は,正常ヒト線維芽細胞由来のpSV2neo遺伝子で標識した染色体を1本含むマウスA9細胞より微小核細胞を調製し,2種類のブルーム症候群の細胞(SV40形質転換細胞GM8505および自然形質転換線維芽細胞GM1492E)とそれぞれ微小核細胞融合を行い,G418による選択培養によって,耐性クローンを分離した。
本年度は,これらの得られたクローンについてSCEの測定および染色体解析を行った。。その結果,ヒト15番染色体を移入したクローンでは,2つの細胞株において同様に顕著なSCEの補正効果が認められた。さらに,補正効果の認められたクローンについて染色体解析を行ったところ,移入染色体が完全な状態で保持されているクローン,移入染色体が認められないクローンおよび移入染色体に構造異常をもつクローンが確認された。このように,ブルーム症候群の原因遺伝子は15番染色体上に存在していることが強く示唆されたが,上述クローンについて15番染色体特異的RFLPマーカーを用いた解析による詳細な原因遺伝子マッピングを行いつつある。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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