1993 Fiscal Year Annual Research Report
機器環境(人工環境)の総合科学的分析と課題解決に関する研究
Project/Area Number |
04455021
|
Research Institution | KUMAMOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
藤原 一志 熊本大学, 教育学部, 教授 (20209117)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸山 景大 長崎大学, 教育学部, 教授 (60044442)
東 徹 熊本大学, 教育学部, 助教授 (80165076)
佐藤 誠 熊本大学, 教育学部, 教授 (80123800)
宮本 光雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (40039441)
有富 正和 熊本大学, 教育学部, 教授 (70040037)
|
Keywords | 自然環境 / 社会環境 / 都市環境 / 環境科学 / 電磁環境 / 信頼性 / 安全性 / セキュリティ |
Research Abstract |
機器環境悪化に関する実態調査と実験解析結果に基づいて、原因系を人文・社会科学的要因にまで遡って分析し、21世紀に向けての技術革新の在り方について考察した。 1.機器環境の重要性 事故・災害の巨大化・多発化及び自然環境破壊の元凶は、アセスメントを欠いた機器類の大量生産・大量消費にあり、人類の存亡は機器環境の在り方にかかっている。 2.事故・災害の実態調査・分析 主要10分野ごとに、多くの情報を収集した。直接的には、技術的要因とヒューマンファクターによるが、背景にある政治・経済的要因と消費者意識が解決のカギである。 3.特定高信頼度システムのフィールドデーターの分析 研究代表者らが開発し現在営業運転中の、新幹線・ATS・エレベータ・重工業プラント・電力設備用センサー類について追跡レビューを実施し、有益な情報を得た。 4.電磁環境の実態調査と実験解析 半導体デバイスのマイクロ化による誤動作多発、特に日常生活の静電気放電が問題。 5.自動車の安全・環境問題に関する意識調査と教科教育での展開 意識は高まりつつあるが、現実には価格・外観優先.機器環境教育の重要課題。 6.自然環境破壊の原因系の分析 エントロピー概念によるエネルギー問題として体系化。 7.商品の安全性、環境保全と消費者への情報伝達に関する実態調査と分析 8.市民運動としてのリサイクル活動の実践 9.資源循環型ツーリズムの実践 10.機器環境・自然環境改善活動における製造物責任法の問題点分析
|