1992 Fiscal Year Annual Research Report
UHF波帯干渉計方式による電放電路三次元可視化装置の試作
Project/Area Number |
04555060
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松浦 虔士 大阪大学, 工学部, 教授 (70112018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武蔵谷 敏男 日本通信機, 主任
仲野 賁 豊田工業高等専門学校, 教授 (50023685)
河崎 善一郎 大阪大学, 工学部, 助教授 (60126852)
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Keywords | UHF波 / 干渉計 / 雷 / リーダ / 帰還雷撃 |
Research Abstract |
平成4年度はUHF波帯干渉計システムの製作に力点をおいて研究活動を進めた。システムは6本の1/4波長モノポールアンテナで構成されるアンテナ系(アンテナ間隔はそれぞれ1/2波長及び5/2波長)と,それらの2本ずつの出力を一組として受信する四組の干渉計(受信周波327MHz.帯域幅350KHz)とにより構成されている。干渉計動作の詳細は省略するが,その出力は2本のアンテナに到来する電波の位相差の正弦及び余弦であり,従って2本を対とするアンテナに対する電波の到来方向が決定できる。即ちUHFの放射位置は,基準とするアンテナを頂点に持つ,円錐の低面の円周で表ている。さらに前述の様に本システムでは,この干渉計が四組用意されているので,上述の円が四つ求まる事になり,これらの円の交点として,アンテナ系に対する放電位置の仰角(Elevation),及び方位(Azimuth)が高い精度で求められる。なお本システムでは,放電位置を1マイクロ秒の時間分解で求めるようにしているので,雷放電の進展が可視化できる事になる。システムを製作する一方,冬季雷観測を実施してシステムの性能評価をはかるとともに,数値シミュレーションを実施し,製作したシステムの検証を行ったことを付記しておく。
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[Publications] 河崎 善一郎: "Common Physical Processes in Natiral and Triggered Ligtning in winter Storms in Japan" Joural of Gecphysical Resesrch. 97. 12935-12945 (1992)
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[Publications] 河崎 善一郎: "UHF波帯干渉計を利用した雷放電路可視化装置の製作" 大気電気研究.
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[Publications] 仲野 賁: "Experiments on Rocket Triggered Lighning" Research Letters on Atmospheric Electricity. 12. 29-35 (1992)