• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1992 Fiscal Year Annual Research Report

地下水汚染物質(揮発性有機塩素化合物)の土壌不飽和帯におけるガス流動解析ーガス抜き浄化法の設計のためにー

Research Project

Project/Area Number 04555127
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

村岡 浩爾  大阪大学, 工学部, 教授 (90029017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平田 健正  国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 主任研究員 (30093454)
玉井 昌宏  大阪大学, 工学部, 助手 (70197557)
石井 義裕  大阪大学, 工学部, 助手 (30243166)
Keywords有機塩素化合物 / 地下水汚染 / トリクロロエチレン / 不飽和多孔体 / 揮散 / 土壌ガス / ガス抜き浄化法
Research Abstract

本年度の一連の研究で得られた知見を以下に示す。
1.多孔体の鉛直移動特性としては、実験開始時には濃度分布は曲線分布形状であったが、時間経過にともない直線分布形状になる.その後、濃度の低下と共に全体の濃度が減少していく.
2.多孔体中の2次元的広がりについては、原液ならびに溶液ではほぼ同様の時間的空間的な移動形状を示す。また、多孔体中においてはガス移動経路の屈曲や間隙比の影響等により、大気中より拡散が遅れることが確認され、この遅れを表現するためには分子拡散係数に適切な補正係数を乗じれば良いことが確認された.
3.吸引動作時のTCEガスの移動については、物質の状況が透水係数の代りに透気係数を用いた移流-分散方程式によって確認できた.また、分散係数のオーダーについてはペクレ数で評価できることがわかった。
4.多孔体特性を考慮したシミュレーション解析については、移流拡散方程式をもとに多孔体特性を考慮したモデルをもちいて数値解析を行い、拡散場ならびに移流拡散場について実験結果と定性的に一致する結果を得られた。
5.汚染分布の実態の把握については、現地におけるフィンガープリント法等で土壌ガス分析を行い汚染分布特性を明らかにした。

  • Research Products

    (7 results)

All Other

All Publications (7 results)

  • [Publications] 豊口 佳之: "多孔体におけるトリクロロエチレンの挙動について" 土木学会年次学術講演会概要集. 47. 570-571 (1992)

  • [Publications] 村岡 浩爾: "不飽和多孔体における揮発性物質の挙動について" 地下水汚染とその防止対策に関する研究集合第2回講演集. 38-41 (1992)

  • [Publications] 村岡 浩爾: "有機塩素化合物地下水汚染改善に関する基礎研究" 地下水技術. 35. 26-34 (1993)

  • [Publications] 平田 健正: "流出過程に果たす地下水の役割[その2]地下水の流出と水質変化" 地下水技術. 34. 56-66 (1992)

  • [Publications] 平田 健正: "土壌・地下水中における揮発性有機塩素化合物の挙動" 地下水汚染とその防止対策に関する研究集合第2回講演習. 264-271 (1992)

  • [Publications] 村岡 浩爾: "有機塩素化合物による地下水汚染の水理学的課題" シンポジウム地質汚染ー二地層汚染+地下水汚染+地下空気汚染ー. 39-45 (1993)

  • [Publications] 平田 健正: "地下水汚染浄化の現状と課題" 化学物質による地下水汚染と水質基準改定の動向講演資料集. 88-99 (1993)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi