1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04555137
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
長岡 裕 武蔵工業大学, 工学部, 講師 (90207986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米山 豊 荏原インフィルコ株式会社
綾 日出教 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (60010675)
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Keywords | 中空糸膜 / 膜分離活性汚泥法 / 膜透過流束 / 細胞外ポリマー / 多価金属イオン / チューブラー膜 / 平膜 / ゲル化 |
Research Abstract |
膜分離活性汚泥性に適した膜モジュールの開発を目的に、多種類のモジュールを用いて透過性能の比較実験を行った。チユーブラー形UF膜、中空糸膜を束ねたもの、平膜を緩く固定し平行に並べたもの、平膜を枠に固定したものを平行に並べたものの4種類のモジュールを容積160Lのエアレーションタンク内に浸漬させ、モジュール下部よりエアレーションを行った。基質はペプトン、酢酸を中心としたものを用いた。 チューブラー膜は実験開始後暫くして目詰まりを起こし、浸漬型分離活性汚泥法に適しないことが解った。その他では平膜自由形において高い透過流束が得られた。 膜モジュールの透過性能をマクロに評価する無次元量(透過流量効率係数および除去粒子体積時間)を用いて解析した結果、中空糸膜を束ねたタイプのモジュールが平膜タイプのものより優れていることが示された。これは単位体積当りの膜面積が大きいことが、透過流束の小ささを補って余りあることによると考えられた。 膜の目詰まり物質について実験的に検討を加えた結果、多価金属イオン(特にマグネシウムイオンおよび鉄イオン)が細胞外ポリマーをゲル化させ、この蓄積が膜の目詰まりに影響を与えるのではないかと推定された。また、流入基質中の窒素源が無機塩である場合、これが有機物である場合よりも膜の目詰まりの進行が速いことが示された。
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[Publications] 長岡 裕: "中空糸膜分離型活性汚泥法の処理特性" 第30回下水道研究発表会講演集. 569-571 (1993)
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[Publications] 森井 淳司: "水草状中空糸膜モジュール処理特性に及ぼす揺動・穂〓現象の影響に関する研究" 土木学会年次学術講演会講演集. II. 1214-1215 (1993)
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[Publications] 植木 恭子: "中空糸膜分離型活性汚泥法のフラックス自動計測" 土木学会年次学術講演会講演集. II. 1310-1311 (1993)
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[Publications] 新井 一仁: "膜分離活性汚泥法におけるモジュール形状および吸引条件の影響" 第30回環境工学研究フォーラム講演集. 67-69 (1993)
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[Publications] 加藤 敬幸: "膜分離活性汚泥法における菌体外高分子量の変化" 第30回環境工学研究フォーラム講演集. 70-72 (1993)
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[Publications] 新井 一仁: "汚泥引き抜きを伴わない膜分離活性汚泥法による実下水処理特性" 第28回日本水環境学会年会講演集. 326-327 (1994)