1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04555141
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Research Institution | Miyagi National College of Technology |
Principal Investigator |
内海 康雄 宮城工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (30168728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 憲雄 宮城工業高等専門学校, 助教授 (20042252)
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Keywords | 隙間量 / 測定システム / 交流加圧法 / 換気量計算 |
Research Abstract |
(1)既存のシステムの改良点の検討 既知の値を持つ隙間の実測では十分な測定精度は得られなかったので,この原因を検討した,滑らかな正弦波が得られていないこと(特にモータの回転数が高い場合)については,ジョイント部の加工精度が十分ではなかったことが挙げられる.隙間量の値の計算の際に,ピストンの変位の位相は測定したものの変位として正弦波を数値的に与えている.実際の変位を計測して隙間量を計算すれば算出結果が改善される可能性がある.また室内外圧力差のデータをアナログ記録器のチャート紙から目視で読み取ったための誤差の影響も考えられる. またシミュレーションにより装置の動作を検討した.室模型の体積変化率と室内外差圧の変化を計算して,実測と比較した結果,位相の差は一致した.滑らかな正弦波状の圧力変化の確保と読み取り精度の向上を図れば,精度の高い測定システムが構築できると考えられる. (2)新しい測定システムの開発 測定システムは,電源装置,制御部分,室模型(既存),データ収録部分,データ解析部分からなる.可動部分のピストンは変位を高精度(2/1000mm)で制御できるアクチュエータを用いたため,変位の測定が不要となった.またデータ収録部分にはディジタル記録器(サンプリング時間20Hz)を用いたので,読み取り誤差を無くすことができた.測定システムを構成した.アクチュエータの制御プログラムの開発,測定方法とデータ解析手順の整理などを行なったが,システムはやや複雑になった.
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Research Products
(1 results)