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1992 Fiscal Year Annual Research Report

組換えDNA技術利用によるウイルス病抵抗性リンゴ台木植物の形質転換法の開発

Research Project

Project/Area Number 04556006
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

高橋 壯  岩手大学, 農学部, 教授 (60003753)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石原 愛也  岩手大学, 農学部, 教授 (20011827)
吉川 信幸  岩手大学, 農学部, 助教授 (40191556)
Keywordsリンゴ高接病 / リンゴウイルス / ウイルス抵抗性台木 / 形質転換植物
Research Abstract

本研究は、リンゴ高接病に抵抗性をもつリンゴ台木植物の形質転換法を開発し、有効な防除法を確立する目的で行なった。まず、病原ウイルス(ACLSV)と感受性台木であるマルバカイドウの組合せを選び、本年度は、ACLSVのコートタンパク遺伝子を導入した形質転換植物の作出について研究し、次の成果を得た。
1.ACLSVを大量に増殖させ、効率的な精製法を検討した。精製ウイルスより抽出したRNAから、オリゴ(dT)およびランダムプライマーを用いて相補DNA(cDNA)を作製し、大腸菌でクローン化した。
2.ACLSV-RNAのcDNAの全塩基配列をジデオキシ法によって決定し、コートタンパク遺伝子を単離した。すなわち、ACLSVゲノムは、3'末端のポリA配列を除いて7552塩基からなり、3つのタンパク質コード領域(ORF1〜3)を含む。その中で、ORF3は21.4キロダルトンのタンパク質をコードし、ACLSVのコートタンパク遺伝子であることをウエスタンブロット分析によって同定した。
3.植物細胞の中で遺伝子がはたらくのに必要な配列を、ACLSVのコートタンパク遺伝子に連結させた。
4.AgrobacteriumのTiプラスミドをベクターとして利用し、コートタンパク遺伝子を植物細胞の核DNAに組み込ませた。現在、組み込ませた細胞の培養条件について検討している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 佐藤 馨: "リンゴクロロティックリーフスポットウイルスゲノムRNAの3'末端領域の塩基配列" 日本植物病理学会報. 58. 119- (1992)

  • [Publications] 佐藤 馨: "リンゴクロロティックリーフスポットウイルス(リンゴ分離株)ゲノムの塩基配列" 日本植物病理学会報. 58. 634- (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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