1992 Fiscal Year Annual Research Report
LISPによるCAIシステムの機能向上と移植性を高める研究
Project/Area Number |
04558037
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
最首 和雄 明星大学, 情報学部, 教授 (00007189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 俊幸 山形大学, 工学部, 教授 (90007005)
橋本 昌幸 明星大学, 情報学部, 教授 (50247152)
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Keywords | CAI / 数式照合 / 数学教育 / 大学教育 / LISPによるCAI |
Research Abstract |
今年度はLISPによるCAIのUNIX上での利用方法について、UNIX上にコースウエアを置き、学習者データをUNIXで管理して使用する方法について検討し、利用できることを確認した。この方法はCAIのエグゼキュータは従来のパソコンのLISPを利用しする方法である。パソコンはUNIXの端末として機能するので、従来の方法でCAI教育を行える。 数式照合方法では解答と予想解答の類似性の判定を従来より正確に、プログラムは単純になる方法を利用してCAIエグゼキュータを開発中である。オーサリングシステムはデータベースシステムを利用した制作方法を試みている。従来はすべてLISPで記述され、プログラムが複雑で発展性に欠けていたが、今年度はそれらの点を改良した。 本年度のコースウエアとしては電子回路の論理回路演習用のCAIコースウエアを開発して、来年度にその教育効果を確認する予定である。 移植性を高めるため、UNIXのLISP(NECのEWS4800、SUNのsuparc10上で)、MacのLISPを購入して、common-LISP上にCAIシステム開発をしている。UNIXの利用方法に不慣れなので、今年度の研究は進度が遅かった。 CAIに利用するVTR映像に付いては、SONYのVboxを利して研究開発をしている。このシステムはパソコンやワークステーショで映像の制御ができるので、CAIシステムの移植でVTRも同時に他種での利用が可能になりシステムの移植性を高める点が有利である。
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[Publications] 王 純偉 最首 和雄: "確率式展開問題で展開式と使用規則を同時に入力させる方法の研究" 電子情報通信学会教育工学研究会報告. ET92-4. 23-28 (1992)
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[Publications] 宮川 哲伸 最首 和雄: "LISPによるCAI(LISP-CAI)の開発状況(4)" 電子情報通信学会教育工学研究会. ET92-48. 25-29 (1992)
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[Publications] 最首 和雄 平松 雄一: "UNIX上でのLISPによるCAIの利用方法" CAI学会第17回全国大会講演論文集. 171-172 (1992)
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[Publications] 最首 和雄: "CAIにおける数式回答処理について" 日本都市情報学会第7回全国大会予稿集. 17. 75-76 (1992)
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[Publications] 最首 和雄 平松 雄一,山下 雄三: "確率基礎問題CAIのUNIX上での利用例" CAI学会研究報告. 92. 11-14 (1992)