1993 Fiscal Year Annual Research Report
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04559009
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| Research Institution | Tokai University |
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Principal Investigator |
河村 和孝 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (20023690)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷川 隆夫 東海大学, 開発工学部, 助教授 (70207174)
南里 憲三 東海大学, 理学部, 教授 (20056211)
砂子 克彦 東海大学, 理学部, 教授 (50056016)
矢部 栄二 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (70056018)
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| Keywords | シートプラズマ / イオンサイクロトロン共鳴 / 同位体分離 / 分離係数 / 低放射化材料 / 水素貯蔵合金 |
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| Research Abstract |
シート状プラズマにおけるイオンサイクロトロン共鳴法を利用した同位体分離実験に関し、今年度得られた成果は以下のとうりである。
1)アルゴン、ネオン、窒素等の気体について、それぞれのプラズマで磁場の強さに対するイオン電流の周波数特性を調べた結果、明瞭な共鳴特性が得られた。共鳴周波数は磁場の強さに比例しており、サイクロトロン周波数fci=qB/2pimを満たし、rf電場の印加方法及び共鳴イオンの測定方法も適切であったことを確認した。
2)水素の同位体元素である重水素を混合したプラズマにおいても、はじめて共鳴特性が得られた。理論式と実験結果の比較から水素、重水素イオンの確認及びこれらの分子の結合と考えられる分子イオンが検出された。
3)本年度購入したターボ分子ポンプを設置し、四重極型質量分析器による測定を開始した。磁場中での測定条件、分析器へのイオン導入路の最適な条件等の検討を行いながら共鳴イオンの存在比、組成等の分析を行っている。
4)水素同位体の回収として、水素貯蔵合金を用いることを考えており、設置条件の検討を開始した。
今後は、シート・プラズマを用いた同位体分離を目指し、上記項目について調べる。
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[Publications] Kenzo Nanri: "Interaction between a magnetized sheet plasma and rf electric field" Ion Implantation Technology-92. 671-674 (1993)
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[Publications] Katsuhiko Sunako: "Density deviations of sheet plasma" Ion Implantation Technology-92. 691-694 (1993)
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[Publications] Kenzo Nanri: "Ion cyclotron resonance in a magnetized sheet plasma" Review of Scientific Instruments,. 65,(in printing). (1994)
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[Publications] Masaru Matsumura: "シートプラズマを用いた同位体分離" Journal of Advanced Science,. 6,(in printing). (1994)
