1992 Fiscal Year Annual Research Report
ハイパーテキストのネットワーク対応マルチユーザ化によるCAIシステムの開発
Project/Area Number |
04559013
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Research Institution | Nara National College of Technology |
Principal Investigator |
中西 義郎 奈良工業高等専門学校, 校長 (00028961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下條 真司 大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (00187478)
中野 秀男 大阪大学, 工学部, 助教授 (40093439)
山井 成良 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 講師 (90210319)
工藤 英男 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (60133146)
鈴木 忠二 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (40216411)
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Keywords | ハイパーテキスト / ネットワーク / マルチキャスト / UNIX / 負荷分散 / マルチユーザ / 分散処理 / CAIシステム |
Research Abstract |
本年度はCAIシステムに必要な機能を整理し,これまで開発してきたマルチメディア・ハイパーテキストシステムを基に本システムの基本設計を行い,その成果を学会などで次頁に示す4件の公表を行った. 具体的には,教育支援用のハイパーテキストシステムの開発に向けて,通信機能の設計,教材の共有に関する研究を進めた。今年度は次の4点を中心に,CAIシステムの基本部分を今年度購入の設備であるワークステーションを用いて設計および一部開発を行った. (1)ネットワーク環境やマルチユーザでの使用に対応し、教材の共有が可能な教育支援(CAI)システムを実現するための核となる部分であるハイパーテキスト基本システムをX WindowSystem上で動作するグラフィックス操作言語処理系Tkで開発した. (2)ハイパーテキストシステムにおいて,マルチユーザによる加筆修正を考慮した教材の共有と部品単位の共有について検討し設計した. (3)UNIX上であるユーザから特定のユーザのグループに対して同一のメッセージを送出する機能(マルキャスト)を設計した. (4)一斉授業でのアクセス集中に対する対策として、負荷分散に関する基礎的研究を行い,新しい負荷推定方式を提案した. なお,本年度の反省としては,当初申請した設備が交付された金額で購入できなかったため,開発済みのハイパーテキストシステムが移植できず,研究の遂行に大幅な遅れを生じた.今年度に予定していたユーザインターフェースの設計ができなかった.
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[Publications] 山井 成良: "分散環境におけるハイパーテキストCAIシステムの基本設計" CAI学会研究会報告. 21-24 (1992)
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[Publications] 関 努: "UNIXにおける負荷推定方式に関する考察" 第20回jusUNIXシンポジウム論文集. 12-21 (1992)
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[Publications] 山井 成良: "分散型ハイパーテキストを用いた教育支援システムの設計" 文部省平成4年度情報処理教育研究集会講演論文集. 255-258 (1992)
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[Publications] 山井 成良: "分散環境における教育用ハイパーテキストシステムの構想" 奈良工業高等専門学校研究紀要. 第28号. (1993)