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1992 Fiscal Year Annual Research Report

準安定励起原子とクラスターとの衝突によるイオン化過程

Research Project

Project/Area Number 04640435
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

徳江 郁雄  新潟大学, 理学部, 助教授 (90101063)

Keywordsペニングイオン化 / 準安定励起原子 / クラスター / 飛行時間スペクトル
Research Abstract

本研究課題の期間は平成4〜5年度であり、今年度は装置の製作と測定系の調整に重点を置いた。平成4年度の研究計画のうち、パルスノズルによるクラスタービーム源の製作はほぼ完了した。次に、準安定励起原子と標的分子との衝突によって生成したペニングイオンの飛行時間スペクトルを測定するために、正イオン引き出し用電極、ドリフトチューブ、イオン検出器とそれらの排気系を製作した。亜酸化窒素を試料ガスとして衝突室に導入しクラスターの測定条件を調べたところ、残留ガスの背圧が予想したより高くなったので、排気系をもっと余裕のあるものに改良していく必要があることが分かった。現在、パルスノズルとイオンの引き出しとのタイミングやイオンレンズの電圧等の調整を行っている。現在、ペニングイオンの飛行時間スペクトルは十分な信号強度が得られていないが、今後は測定装置をコンピュータ制御にする予定で、種々の測定制御や信号の積算等を行うためのインターフェースや制御プログラムの製作を行っている段階である。
このように平成4年度に予定した研究計画は多少遅れているが、ほぼ完了したと言える。また初めの計画にはなかったが、準安定励起原子の運動エネルギー分布を調べることを計画した。このため準安定励起原子の飛行時間スペクトルを測定するビームチョッパーを励起原子ビーム源に設置して、現在その調整を行っており、分子を標的としてペニングイオンからの発光断面積の衝突エネルギー依存性を測定した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ikuo Tokue: "Emission cross section and vibrational brauching ratios of the N_2O^+(A^^〜^22^^<-r>-X^^〜^2π)band produced by He^*(2^3S)inpact on N_2O" Chemical Physics Letters. 199. 435-440 (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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