1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04650026
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Research Institution | Daido Institute of Technology |
Principal Investigator |
美浜 和弘 大同工業大学, 工学部, 教授 (50023007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早川 謙二 大同大学, 工学部, 講師 (50075909)
岩間 三郎 大同大学, 工学部, 教授 (00075904)
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Keywords | 準結晶 / メゾンコピット粒子 / 結晶成長 / ガス蒸発法 / 電子顕微鏡法 |
Research Abstract |
本研究の目的は粒径(10〜50mm)の揃った準結晶微粒子の作製法の開発とその評価および応用に関するものである。これは準結晶の持つ高硬度の特性を生かしてコーティング材または超仕上の研磨材をしての応用が期待されているからである。 この粒子作製法としてはガス蒸発法を用いるため、平成4年度においては、ターボ分子ポンプを用いた真空排気装置の製作を行った。この製作に当たっては実験の目的から、(1)温度制御可能な複数値の蒸発源の開発,(2)金属蒸気混合の方法および(3)作製された準結晶微粒子の効率的な捕獲法の開発に留意した。このほか、捕集した微粒子と固定するためのカーボン蒸発源も備えられている。ここで用いられる蒸発源の特徴は、タンタルチューブまたは蓋付タングステンボードを用いて試材を下方に噴出させ、微粒子の成長領域を全金属煙にわたってアウターゾーンとし、その成長領域の成長の特徴である急冷効果を利用して粒径の揃のた準結晶微粒子を作製することにある。粒径の制御は、蒸発室に充填する不治性ガスの圧力および試料の蒸発源からの噴出速度の制御により行う。また、試料微粒子の捕集装置については、液体窒素により冷却した捕集板を用いて行なう。 現在、上に述べた装置の作製も略完成に近づき、平成5年早々から準結晶微粒子の作製の実験を始めることの出来る階段にある。
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[Publications] 美浜,和弘: "金属のMgO単結晶複合膜の電子顕微鏡による詳細とその特性" 日本電子顕微鏡学会誌. 27. 8-13 (1992)
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[Publications] K.MiHAMA: "Growth of CaF^2 crystallites in single cmyltelluic MgC bilms" Electrom Microscopy(World Science). 1. 410-412 (1992)
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[Publications] T.Iwami: "Vaponisaton and condensahon of melals in a plasing gas with high velacly." Nanosiructured HATERiALS. 1. 113-118 (1992)