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1993 Fiscal Year Annual Research Report

粒径の制御された準結晶超微粒子の作製とその応用

Research Project

Project/Area Number 04650026
Research InstitutionDaido Institute of Technology

Principal Investigator

美浜 和弘  大同工業大学, 工学部, 教授 (50023007)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 早川 謙二  大同工業大学, 工学部, 講師 (50075909)
岩間 三郎  大同工業大学, 工学部, 教授 (00075904)
Keywords準結晶 / メゾスコピック粒子 / 結晶成長 / ガス蒸発法 / 電子顕微鏡法
Research Abstract

本研究の目的は粒径の揃った準結超晶微粒子の作製法を確立することにある。ここでの目的が達成されたならば、準結晶の持つ高硬度の特徴を生かしてコーティング材または超仕上げの研磨剤としての応用を期待することが出来る。
作製した装置の蒸発室は直径25cm,高さ45cmのステンレス製のもので、ターボ分子ポンプおよびロータリーポンプにより、5.0×10^<-4>Paまで排気された。蒸発室に導入された不活性ガス(Ar)の圧力の測定にはバラトロンを用いた。
粒径の制御のために、従来のガス蒸発法において知られている3つの成長ゾーンの中で粒子全体を1つの成長ゾーンに限るため、タンタル・チューブに小孔をあけたもの、または蓋付タングステン・ボートを用いて蒸発源から下方に合金を蒸発させることを試みたが試料金属とボートとの反応により、不成功に終わった。
次に、準結晶超微粒子が成長しやすい条件を探るために、(1)試料の採集時間、(2)蒸発温度(3)のガス圧の3点について予備実験を行なった。この場合、短時間の採集によって得られた試料は大部分が大きさ100nm見当の球形の準結晶超微粒子であるが、平衡合金相、Al_6Mnも混在していた。このほか幾つかの実験を試みたが、試料の蒸発方法に抜本的な対策を立てなければ、平衡合金相の混在はまぬかれないものと思われる。このためには、蒸発源の形状、温度制御について、一段の工夫が望まれる
2年間にわたる、本研究において、先ず装置作りから出発したが、この完成にほぼ1年の歳月を使ってしまった。また、準結晶試料の作製の実験にも、新しい蒸発源による実験が順調には進まず、期間内には初期の目的を達成することが出来なかった。今後ほ完成した装置を用いて、初期の目的を達成することが出来るようにしたいと思っている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Mihama: "Growth of crystalline compositefilms of Au-MoS_2 and CaF_2-MaO" Z.Phys.26. 243-245 (1993)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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