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1993 Fiscal Year Annual Research Report

電子線ホログラフィーにおける空間周波数拡張再生法

Research Project

Project/Area Number 04650038
Research InstitutionMIE UNIVERSITY

Principal Investigator

大下 昭憲  三重大学, 工学部, 教授 (80023240)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 畑 浩一  三重大学, 工学部, 助手 (30228465)
斉藤 弥八  三重大学, 工学部, 助教授 (90144203)
Keywords電子線ホログラフィー / 数値的再生 / 空間周波数拡張再生 / 搬送空間周波数 / 位相像 / 干渉顕微鏡像
Research Abstract

日立基礎研究所の外村氏のグループが電界放出型電子銃を用いて作成したMgO微結晶の電子線ホログラムを名古屋大学大型計算機センターの画像処理システムFIVISを用いて画素数1024×1024でサンプリングし,まず従来の方法,即ち搬送空間周波数の1/3の領域のスペクトルを用いて数値的に再生像,位相像及び干渉顕微鏡像を得た。つぎに上記のサンプリングデータに電子線バイプリズム干渉縞と垂直な方向に干渉縞の1ピッチ分の平均化操作を1回又は2回行うことにより,電子線のインコヒーレント照射下でのホログラムと等価なホログラムを得た。これらのホログラムデータと上記のホログラムデータの減算処理を行って自己相関スペクトルの影響をほとんど取り除いたホログラムを得,搬送空間周波数を上限スペクトルとする周波数拡張した再生像,位相像及び干渉顕微鏡像を得た。それらを従来の方法による結果と比較したところ,コントラストの改善された再生像が得られることが判った。又,阪大のグループの方法と比較すると,よりよいインコヒーレント照射下のホログラムが得られることが判った。
次に,ごく最近MgO微結晶の高分解能電子線ホログラムからの新しい周波数拡張再生法が新技術事業団外村位相情報プロジェクトのグループにより発表されたので,その方法と我々の再生法との比較検討も行った。その結果,現段階では我々の方法による再生像は同プロジェクトの結果には及ばないことが判明した。その原因を検討中である。

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Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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