1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04650328
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Research Institution | WASEDEA University |
Principal Investigator |
橋本 周司 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60063806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松島 俊明 東邦大学, 理学部, 講師 (30190458)
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Keywords | 顔画像 / あいまい語 / 感性 / 画像検索 / 特徴抽出 / 表情 |
Research Abstract |
前年度計画によって、実験システムおよび基本的なソフトウエアが大略において完成したので、今年度は、引き続き顔画像の処理とモデリング手法の問題点解決に努めるとともに、曖昧な特徴記述による顔画像検索のためのインデックスの自動抽出を試みた。 主な成果は以下の通りである。 1.第1年度検討した顔画像の動きから顔の要素を抽出した特徴点を決定する手法を、さらに改良するとともに、抽出された特徴点から自動的に顔画像のスプリングフレームを作成する手法を確立した。本手法は開眼および閉眼の2つの顔画像の空間およびフレーム間差分によって眼の位置を確定するため、画面内での顔の位置が一定でなくとも90%近くの成功率で特徴点の抽出が可能である。 2.第1年度で吟味した標準的な顔画像サンプル(約100種)を用いて、それぞれの顔の特徴をアンケートにより調査し分類を行った。この結果、評価者による分散が少なく対象となる顔による分散が大きくなる感覚的な特徴表現言語を選択して、顔画像のデータベース化のためのインデックスの目安とした。 3.上で選択した特徴表現毎に、3層ニューラルネットワークの学習を行い、複数のあいまいな特徴表現と顔の物理的な特徴点配置を関連づけたところ、人間の評価と比較的よく一致した。従って、本手法により顔のインデックスを作成することにより、顔画像をあいまいな特徴表現言語で検索できる見通しを得た。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] W.Inoue,S.Hashimoto: "A Computer Music System for Human Singing" Proceedings of ICMC1993. 150-153 (1993)
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[Publications] P.Hartono,S.Hashimoto: "Active Learning of Neural Network" Proceedings of IJCNN′93. 3. 2548-2551 (1993)
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[Publications] 申東旭,橋本周司: "コンピュータ“文楽"システム" 日本ロボット学会誌. 11. 1020-1027 (1993)
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[Publications] 張汀汀、橋本周司: "Finding Edge in image:a Hierarchical Relaxation Method" 計測自動制御学会論文集. 29. 1379-1387 (1993)
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[Publications] 井上渉,橋本周司: "適応的な歌声の自動伴奏システム" 電子情報通信学会研究技術報告. HC93. 41-46 (1994)
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[Publications] 市川篤、松島俊明: "あいまいな特徴記述による顔画像検索" 電子情報通信学会研究技術報告. HC93. 47-52 (1994)