1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04650378
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮崎 文夫 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20133142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
升谷 保博 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (80219328)
丸 典明 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (60239150)
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Keywords | 両眼ステレオ / アクティブモーション / 運動視差 / 両眼視差 / オクルージョン |
Research Abstract |
本研究は,環境情報を高速かつ高い信頼度で獲得できるアクティブなステレオビジョンシステムを構築することを目的としている.本年度は,昨年度までに提案したアクティブな両眼視差の検出アルゴリズムを,曲面を含んだ一般のシーンに対しても環境の奥行きが計測できるように拡張した. 一般に,曲面物体を撮影した場合,その画像中での輪郭は隠れ輪郭と呼ばれ、物理的には存在しない偽の輪郭である.したがって,そのような隠れ輪郭のステレオ対応を取れば,誤った3次元位置を獲得することに継り,従来からステレオ法の問題点とされてきた. 本研究では,アクティブな視点の移動に伴う隠れ輪郭の見え方をモデル化することにより,シーン中のエッジを,1)ステレオ対応の取れるエッジ,2)オクルージョンの生じているエッジ,3)曲面の隠れ輪郭であるエッジ,に分類することができた.またその結果,1)については両眼ステレオにより精度の高い3次元位置を,2)についてはモーションステレオにより粗い3次元位置を,また3)については,曲面の局所的な曲率半径を計算することができた.曲面の曲率半径の情報が得られれば,シーン中の曲面物体の検出ができるだけでなく,その局所表面を再構成することも可能となる.また,これらの情報は曲面物体を認識するときの有力な手がかりにもなると考えられる.本研究では,計算機により人工的に作成した画像と実際にカメラで撮像した画像の2種類を用いて,提案した手法の有効性を確認した.
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[Publications] 丸 典明: "アクティブなカメラ運動による両眼視差の検出" 日本ロボット学会誌. Vol.11,No.2. 272-280 (1993)
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[Publications] N.MARU: "Active Binocular Stereo" Proc.of IEEE Int'l Conf.on Computer Vision and Rittern Recognition. 724-725 (1993)
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[Publications] 西川 敦: "アクティブなステレオビジョンによる曲面の隠れ輪郭の検出" 電子情報通信学会論文誌D-II. Vol.576-D-II No.8. 1654-1666 (1993)
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[Publications] A.NISHIKAWA: "Detection of Occluding Contours and Occlusion by Active Binocular Stereo" Proprints of 3rd Int'l Symp.on Experimental Robotics. 174-179 (1993)