1992 Fiscal Year Annual Research Report
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04650397
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| Research Field |
船舶抵抗・運動性能・計画
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
鈴木 和夫 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (80111699)
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| Keywords | 高速船 / 船首バルブ / 非線形計画法 / 造波抵抗 |
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| Research Abstract |
高速船あるいは高速艇の研究が最近活発になっており、様々なアイデアが提案されている。本研究は外洋型長距離輸送用として排水量型高速船を対象に、エアシップ形状を有するバルブをストラットで支持した準分離型船首バルブの研究を実施している。このバルブは主船体から準分離状態であるのでその位置に設計上の自由度がある。従ってその大きさと位置を非線形計画法による最適化することによって、理論造波抵抗最小の高速船型を得ることができる。初年度に実施した研究は次の通りである。
1.既に開発済みのバルブ位置固定の最適化プログラムを、従来の極小造波抵抗理論と比較して精度が十分となるように改良した。
2.バルブ位置と主船体との関係を変化させて最適化シリーズ計算を実施し、エアシップ型バルブの流力特性の理論的検討を行った。
3.要目的に実用船型に近い数値について最適化計算を実施し、船体表面が級数表示で与えられる船型の模型を作成した。さらに曳航試験および波形解析をそれらの模型について実施し、流力特性の検討を行った。
以上の研究結果をさらに検討した上で、バルブや主船体の改造および高速域におけるトリムの抵抗特性への影響を実験的に調べた。それらの実験的研究により次のような点がわかった。
4.船尾水平フィンによりトリムを抑制した船型はエアシップ型バルブ付船型の抵抗特性を改善することができ、高速域ではトリムの影響が重要である。
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[Publications] K.Suzki M.Ikehata: "Minimization of Wave Resistance Based on the Concept of Air-ship Form Bulb" Proceedings of Hull Form Design and Flow Phenomena. 242-257 (1992)
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[Publications] 鈴木 和夫、池畑 充尚 水谷 直樹・井上 剛 細井 浩: "エアシップ型バルブ付高速船型の抵抗特性に関する研究" 日本造船学会論文集. 172. 277-286 (1992)
