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1993 Fiscal Year Annual Research Report

画像処理による交通実態調査法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04650477
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

古池 弘隆  宇都宮大学, 工学部, 教授 (70178177)

Keywordsビデオカメラ / 交通流計測 / 画像処理 / 車両自動認識 / 微分成長法
Research Abstract

ビデオ画像から車両を抽出する手法として、画像処理を用いた微分成長法を開発した。この手法は、まず原画像を差分・二値化して得られるマスクパターンに、残差をフィードバックして微分し、その輪郭をとる。さらに原画像そのものを微分して前の微分画像から差し引くことによって、残差を取り囲む一回り大きな枠が作られる。これをもとの残差に加えることによって、残差は次第に成長し車両の形に近づいていく。この手法を用いて車種・色・天候による車両抽出への影響、車の速度及び測定精度の確認実験を行った。ケーススタディとして交差点上の高所から撮影したビデオ画像を使い、交通実態調査実験を行った。そして車両の速度、軌跡、方向別交差点通過台数、交差点内速度分布等を得た。
微分成長法の特徴は、以下の通りである
1.従来の手法に比べ、比較的正確に車両の形そのものを抽出することができる。
2.ある程度車両密度の高い場合にも車両の移動方向に拘らず抽出が可能であるため、交差点における複雑な挙動の測定が可能である。
3.時刻、天候等照度の変化に起因する画像データの明るさの変化に対して、しきい値を更新する必要がほとんどない。
4.車両が路面に落とす影の影響をある程度軽減することができる。
微分成長法は、移動している物体を抽出する手法である。従って、一画像から得られる情報は移動している物体の数、その座標、及び画像の時刻(画像のフレーム番号)である。ビデオ画像をVTRから画像処理装置に取り込み、微分成長法を適用してフレーム単位のデータを得、このデータから時系列で車両単位の挙動を自動的に得るプログラムを併せて開発した。
なお本年度の研究成果についてはアメリカで行われた第5回ICCBE国際会議で発表した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Hirotaka Koike and Minoru Motohashi: "Development of Differential Growth Method for Automated Vehicle Recognition" Proceedings of the Fifth International Conference on Computing in Civil and Building Engineering. 1a. 1493-1500 (1993)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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