1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04650501
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中川 義英 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70139517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 章倫 早稲田大学, 理工学部, 助手 (30239686)
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139516)
鈴木 信太郎 早稲田大学大学院, 理工学研究科, 講師
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Keywords | 容積率 / 都市形態 / 交通容量 / 地区景観 |
Research Abstract |
本年度は、都市レベルでの適正容積率設定に主眼を置いた。適正容積率算出の基本モデルは、昨年度までに構築済みで、本年度は前回の問題点を改良したモデルを構築した。具体的には以下の点を考慮したモデル構築を行った。 1)道路ネットワークを考慮 平成4年に土木学会年次講演会で行った発表に基づき、交通量分布モデルの中に道路ネットワークを取り入れ、現実の分布パターンに近づけるようにモデルを構築した。 2)鉄道容量を考慮 道路混雑のみの制約条件を鉄道にも拡張し、交通機関の利用配分を行えるようにした。 3)容積推移のモデルの組み込み 容積推移を考慮できるように、容積率の推移モデルを適正容積率設定に組み込む。これによって、目標年次の設定と段階的な容積率設定を行った。 また地区レベルとして、CGによる地区空間の組成に関しては以下の成果を挙げた。 1)地区空間の表示法 3D・CADを用いて地区景観を3次元上に表現し、面的な景観を用いて、空間の評価手法を構築する。 2)地区空間のプロトタイプの提案 地区内でどのような空間分布が好ましいのかについて、面的な地区景観の視点から評価した。
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