1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04650631
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
和田 知之 九州工業大学, 工学部, 教授 (20039100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河部 徹 九州工業大学, 工学部, 助手 (20214687)
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Keywords | 型鍛造 / 剛塑性解析 / 三次元変形 |
Research Abstract |
(1)正方形断面柱アルミ材料が長方形断面型に充満する過程について数値解析を行う場合の鍛造型壁に素材を拘束する条件として、昨年度までは選点法(複数個の境界で速度を0とし全体のエネルギーを最小とする点を選ぶ方法)を用いて計算を行ってきた。中小企業でも使いやすいプログラム・パッケジとすべく、本年度は複雑な境界条件を一般的に扱えるよう、ペナルテ-法として境界(型の壁面)よりはみ出す体積に大きなエネルギー値を必要とする方法を採用した。結果は、従来採用した選点法と同様な内部ひずみ、型と接触面との摩擦条件による変形様式の変化、素材寸法、形状の相違による流れ変化等が得られた。同一CPUを使用し、計算時間は従来の方法に比較し約3倍必要とした。しかし、剛塑性FEMによる数値解析に比較し約1/3の計算時間でFEMによる解析結果とほぼ同一の結果を得ている。 当初目的の三次元形状成形のプログラムは完成した。 プログラムは、円柱材より多角形また否軸対称形に適用すべく改良中である。否軸対称プログラムの足がかりを得た後に成果を発表する予定である。
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