1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04660067
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
永塚 鎮男 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (00090994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉野 和子 駒沢大学. 文学部, 教授 (00101329)
富川 昭男 筑波大学, 応用生物化学系, 助手 (90015660)
東 照男 筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (20094170)
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Keywords | 土壌生成速度 / 喜界島 / 南大東島 / 隆起サンゴ礁 / 赤色土 / レンジナ様土 / テラフスカ様土 / テラロッサ様土 |
Research Abstract |
1.昨年度採取した南大東島の4土壌断面について粘土鉱物組成を同定した。 幕上に分布する赤色土(D-1)および黄色土(D-2)はいずれも1.40nm鉱物をほとんど含まず、カオリナイトとイライトを主とし、ギブサイトを含んでいた。これに対して幕下のテラロッサ様土(D-3)ではカオリナイト、イライトのほかに1.43nmのバ-ミキュライトの存在が確認された。またテラフスカ様土(D-4)ではバ-ミキュライトが多量に含まれていた。喜界島の試料との明らかな相違点は、D-3の断面を除いて、1.40nmおよびイライトとの混層型鉱物が存在しないかあるいは非常に少ない点にある。したがって南大東島の幕上の土壌は喜界島の最高位面の土壌よりもさらに風化の進んだ段階にあるものと考えられる。 2.平成4年度以来の調査・研究結果をとりまとめ、研究成果報告書の原稿を分担執筆し、200部印刷した。
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