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1992 Fiscal Year Annual Research Report

水稲におけるD型アミノ酸代謝系の特徴

Research Project

Project/Area Number 04660073
Research InstitutionThe University of Aizu Junior College Division

Principal Investigator

真鍋 久  福島県立会津短期大学, 食物栄養科, 教授 (50091096)

KeywordsD-アラニン / D-アラニルグリシン / 栽培イネ / ラセマーゼ / D-シクロセリン
Research Abstract

(1)栽培イネの葉身には、D-アラニンがD-アラニルグリシンの形で多量に(グラム生葉あたりμモルのオーダーで)存在する。さらに、D-アラニンならびにこのジペプチドが葉身部でデノボ合成されることも確認した。
(2)栽培イネの葉身抽出液より、アラニンに作用するラセマーゼ活性ならびにD-アミノ酸アミノトランスフェラーゼ活性の存在を認めた。
(3)葉身部において、D-アラニンは、D-アラニン以外のD-アミノ酸に対するアミノ基転移反応よりも、L-アラニンに対するラセミ化反応で生成されるのが一般的であった。
(4)ヒドロキシルアミンあるいはD-シクロセリンを経根的に幼植物に投与したところ、生育阻害の程度は、後者を与えた場合に少なかった。
(5)イネのラセマーゼ系を検索するに際して、D-シクロセリンが適当な薬剤と推定され、現在、本化合物を投与した際のイネ葉身部における関連アミノ酸の分布パターンを追跡中である。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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