1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04660086
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
伏木 亨 京都大学, 農学部, 助教授 (20135544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 和生 京都大学, 農学部, 助手 (80213148)
河田 照雄 京都大学, 農学部, 助手 (10177701)
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Keywords | 消化管ホルモン / ハイブリドーマ / 小腸幹細胞 / CCK |
Research Abstract |
消化管ホルモン産生細胞は高度に分化が進んでおり、増殖能を持たない。本研究では、増殖能を持つ小腸幹細胞と消化管ホルモン産生細胞とのハイブリドーマを作成する目的で、小腸幹細胞からチミジン要求変異株を作成すること、消化管ホルモン産生細胞をできるだけ高度に精製することを試みた。 (1)小腸幹細胞IEC-6のチミジン要求変異株の作成 ハイブリドーマを選択培養するために、チミジル酸シンターゼ欠損変異株を作成した。チミジン、テトラヒドロ葉酸、メトトレキセートを含む選択培地でチミジン要求性IEC-6変異株を得ることができた。この細胞の増殖速度は、もとのIEC-6の増殖速度とほとんど同じであった。チミジンを含まない培地で培養すると、1週間でほとんど死滅した。 (2)ホルモン産生細胞の精製 現在までに小腸からホルモン産生細胞が純粋に精製されたという報告はない。本研究では、パーコールを用いた密度勾配遠心法によって、CCK産生細胞が濃縮されている画分を得ることができた。この標品は、弱いながらCCK放出能を持っていた。組織学的観察によると、ホルモン産生細胞以外の細胞がまだ含まれていることが明かとなったので、さらにセルソーターによる精製を進めている。
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