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1992 Fiscal Year Annual Research Report

活性酸素の産生を抑制するalkylpoyphenol配糖体の合成とその作用解析

Research Project

Project/Area Number 04660136
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

廣田 満  信州大学, 農学部, 助教授 (90199133)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 入江 鐐三  信州大学, 農学部, 教授 (20024557)
Keywords活性酸素 / 炎症 / マクロファージ / ポリフェノール / 配糖体
Research Abstract

活性酸素はリンパ球の一種であるマクロファージによって多量に生産され,炎症を促進する物質である。活性酸素と直接反応して活性酸素濃度をさげる化合物は,スーパオキサイドジスムターゼ(SOD)など種々明らかにされてきているが,マクロファージに作用し活性酸素の産生を抑制する物質についてはあまり知られていない。我々は種々の構造を有するalkylpolyphenolの配糖体を合成し,マクロファージによる活性酸素産生に与える影響を解析し,抗炎症作用と比較検討することにより,活性と構造との関係を調べ,強い活性酸素抑制活性を持つ化合物の創製を目的として研究を行っている。Octylcatechol xylose配糖体の類縁体として,炭素数0から18までのalkyl基をcatechol骨格に導入したalkylcatechol xylose配糖体,およびoctylresorcinol,octylhydr oquinone,octylphenolのxylose配糖体を合成した。マウスの耳テストを用いて,合成化合物の炎症抑制作用を調べたところ,炎症抑制作用発現には糖部分の存在が重要であり,alkyl基,phenol性水酸基の存在により活性が増強されることを明らかにした。つぎに活性酸素の測定法を検討し、マイクロプレート内で、マクロファージによる活性酸素の産生を測定できるよう従来のNBT法に改良を加えた。マウスの腹腔マクロファージを用い,活性酸素の産生に及ぼす合成化合物の効果を調べたところ,alkylcatechol xylose配糖体は50ug/mlの濃度でマクロファージの活性酸素産生を顕著に抑制することを見いだした。今後さらに関連化合物の合成を試みるとともに,活性酸素の産生に及ぼす作用につき定量的な測定を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 廣田 満: "マクロファージが産生する活性酸素の測定ーNBT法の改良" 日本農芸化学会誌. 66. 292-292 (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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