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1992 Fiscal Year Annual Research Report

盛土による干拓地軟弱地盤の挙動予測

Research Project

Project/Area Number 04660254
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

藤井 弘章  岡山大学, 農学部, 教授 (70033264)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西村 伸一  岡山大学, 農学部, 助手 (30198501)
島田 清  岡山大学, 農学部, 助教授 (20123234)
Keywords軟弱地盤 / 圧密 / 沈下 / 間隙水圧 / 側方変位 / 有限要素法
Research Abstract

笠岡湾干拓地畜産団地および農道離着陸場の施工にともなう盛土による表面沈下,層別沈下,側方変位,間隙水圧,および,児島湾干拓地内大規模農道施工に伴って観測された間隙水圧,層別沈下,表面沈下観測値の整理を行った。この際に,今年度の設備備品費で購入したパーソナルコンピュータの利用により,効率的なデータ検索および図化表示が可能な磁気ファイル化を行なった。
数値解析法としては平面ひずみ有限要素圧密解析法を用い,地盤の構成関係には最も簡単な線形弾性を仮定した。人力土質定数としては原地盤のヤング率,ポアソン比,透水係数が必要となるが,ヤング率と透水係数は圧密試験より求めることができた。ポアソン比については,塑性指数から推定した。また,笠岡湾干拓地では袋詰めサンドドレーン施工されたため,ドレーンのウェルレジスタンスとマットレジスタンスを検討する上で,この試料の透水性を調べなければならない。今年度の設備備品費で購入した透水試験機は,この目的に使用された。
有限要素法における盛土荷重の表現には,節点外力とする方法と盛土の自重を要素にかかる物体力として表現する方法がある。前者は手軽であるが,盛土の剛性を表現することは出来ない。後者は要素分割や新たに盛土要素の土質定数が必要とされるが,盛土の剛性を表現できる。今年度は両法で解析を行って観測値と比較し,その適合性を調べた。
表面沈下量の解析値と観測値の比較によれば,高盛土においては盛土荷重を盛土要素にかかる物体力として表現する方法がよい結果を与えた。しかし,側方変位に関しては,盛土荷重をどのように表現しようと,観測値よりも4〜6倍の解析値が得られた。
間隙水圧については軸対称解析を行ったが,解析値は観測値をほぼ表現できることが分った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 島田 清: "袋詰めサンドドレーン改良地盤の圧密沈下の平面ひずみ解析" 農業土木学会論文集. 162. 1-7 (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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