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1992 Fiscal Year Annual Research Report

超音波式煙霧機による施設栽培防除法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04660263
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

飯本 光雄  千葉大学, 園芸学部, 教授 (90009324)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内野 敏剛  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (70134393)
Keywords防除機 / 超音波 / 煙霧機 / 農薬散布 / 噴霧液付着 / 施設栽培防除法
Research Abstract

1.各種農薬の物理性の測定
DDVP、スミチオン、エルサン乳剤について、その表面張力、動粘度を測定した。表面張力については希釈率が高くなると数値がわずかに高くなる傾向を示し、その範囲は32〜46×10^<-6>N/cmであった。このことから、農薬の表面張力は希釈倍率によってあまり変化しないことが確認できた。動粘度については、希釈倍率が高くなると数値が低くなる傾向を示すが、その範囲は3.2〜0.7×10^<-6>m^2/sであった。
2.超音波加湿ユニットの単位時間当たり霧化量
超小型の超音波加湿ユニット2種類の単位時間当たりの霧化量を測定したが、いずれも2.7cc/minと非常に低い値であり、少なくとも1分間当たりの霧化量は20cc/min以上であることを考慮しているので、さらに霧化量の多い超音波加湿ユニットの利用を検討したい。
3.常温煙霧機の薬剤散布性能
施設内防除機としての常温煙霧機の薬剤付着状況を把握するするために、間口3.6m×奥行き7.2mの施設内に植物モデルを設置し、赤色着色剤(ダイレクトスカーレット)を噴霧した場合の付着密度(mg/cm^3)の測定を行った。付着測定のためのサンプル位置が高いほど付着密度が多くなる傾向を示した。超音波式煙霧機と温風暖房機との組み合わせでの薬剤散布法は、サンプル位置が低い所での付着の改善を目的としているが、今回使用した施設は、間口、奥行き寸法が温風暖房機用の規模としては小さいので、奥行きのある施設でさらに詳細に検討したい。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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